2025年1月の投稿[44件]
リュウ
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既婚病みなつむ
「巳波さんは子供、どう思っていますか」ってある日言われて
「……欲しいんです?」「ええと……冷静に考えれば今私は精神を患っていますし、仕事的にも今では無いというのはわかっているんです……それでも、女として生まれてしまったから……30代になれば高齢出産です。子供を望んでも、出来ないかもしれない……感情論でいえば、欲しいですけど……でも、巳波さんの足枷にはなりたくなくて……」ってもじもじ言う紡に
「私だって、出来ることなら貴方との子を授かりたいと思っています。ただ、今の私たちは少々不安定で……子供が求めるものを適切にあげられるか、が些か不安ですね」「そう、ですよね……」ってしょぼくれる紡に「……今のは、現実的な話です。感情論で言ってしまえば、欲しい、一択です。どうします、子供、前向きに考えてみますか。避妊はずいぶん前からしてはいないけれど……積極的な子作りはしていませんでしたし」「大丈夫でしょうか、私……お母さんに……なれるでしょうか……」「そうだとも違うとも言えません。家族のあり方はそれぞれですし、私も……良いお父さん、になれるかと言われたら……。……ですが……良い機会、ですし。次、診察の時に先生に相談しませんか」「……無理だって言われますよ」「先生が頭ごなしに否定したことはないでしょう。私たちはそういう主治医を選んでいる。むしろ私たちがなんの相談もなく子供を授かってしまった方が、サポートが間に合わず、全員不幸になってしまうかもしれない……私は子供が出来るのなら、絶対に幸せになりたいと思っています」「なりたい、ですか」「ええ。してあげたい、ではなく、私が幸せになりたいんです。そうすれば、結果として、貴方や子供も幸せになれるかもしれない」「……ありがとうございます、巳波さん……」
そうやって少し子供を考えていく夫婦
双子をもってる既婚みなつむとは少しルートが違う感じがするね
畳む 3時間前(水 19:56:58) 二次語り
「巳波さんは子供、どう思っていますか」ってある日言われて
「……欲しいんです?」「ええと……冷静に考えれば今私は精神を患っていますし、仕事的にも今では無いというのはわかっているんです……それでも、女として生まれてしまったから……30代になれば高齢出産です。子供を望んでも、出来ないかもしれない……感情論でいえば、欲しいですけど……でも、巳波さんの足枷にはなりたくなくて……」ってもじもじ言う紡に
「私だって、出来ることなら貴方との子を授かりたいと思っています。ただ、今の私たちは少々不安定で……子供が求めるものを適切にあげられるか、が些か不安ですね」「そう、ですよね……」ってしょぼくれる紡に「……今のは、現実的な話です。感情論で言ってしまえば、欲しい、一択です。どうします、子供、前向きに考えてみますか。避妊はずいぶん前からしてはいないけれど……積極的な子作りはしていませんでしたし」「大丈夫でしょうか、私……お母さんに……なれるでしょうか……」「そうだとも違うとも言えません。家族のあり方はそれぞれですし、私も……良いお父さん、になれるかと言われたら……。……ですが……良い機会、ですし。次、診察の時に先生に相談しませんか」「……無理だって言われますよ」「先生が頭ごなしに否定したことはないでしょう。私たちはそういう主治医を選んでいる。むしろ私たちがなんの相談もなく子供を授かってしまった方が、サポートが間に合わず、全員不幸になってしまうかもしれない……私は子供が出来るのなら、絶対に幸せになりたいと思っています」「なりたい、ですか」「ええ。してあげたい、ではなく、私が幸せになりたいんです。そうすれば、結果として、貴方や子供も幸せになれるかもしれない」「……ありがとうございます、巳波さん……」
そうやって少し子供を考えていく夫婦
双子をもってる既婚みなつむとは少しルートが違う感じがするね
畳む 3時間前(水 19:56:58) 二次語り
リュウ
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既婚病みなつむ
ある日、巳波から紡に話がある、と言われ
聞くと復職の相談だった
「せ、先生はなんと……?」
「しっかりとスケジュールだてて、まず一日目をやってみよう、と。同意は得ています。大丈夫、無理を言った訳でもありません」
「それなら、何を止めることもありません。応援します!私が出来ること、なんでもしますからね!」
「……ありがとう」
このままではもう二度と、舞台に上がることが、テレビの前に出ることが、出来なくなるかもしれない、と休職の不安を訴えていた巳波も希望が見えて少し落ち着く
やがてその日はやってきて、色々な側面からメンバー、宇津木さん、紡、ツクモ、医者、相談した結果、その日は虎於がズールのせて迎えに来ることになった
前日までは順調に、少しずつ少しずつ体調と精神を整え、近づくにつれて少しだけ紡と距離を置くことも思い出しつつ、お互いに寂しさをはらみながらも部屋にこもったりして会わない時間を作ったりしつつ
前日までは、よかった。
当日の朝……巳波は自分でもわけのわからない体調不良でくじけそうになる 虎於が迎えに来て、インターホンが鳴って、「では行ってきますね」って紡に言って「はい、行ってらっしゃい」って紡が手を離した途端、ぱたりと足が止まる
紡も、しかしそれ以上に巳波が驚いている
2、3分経って巳波が力無く「……動かない……」と絶望して
体が動かない感覚は紡ももうよく知っていて
それでも「どうしても行きたいんです、早く抜けることになってもいい、収録に出られなくて袖から見ているだけでもいいから……行かせて欲しい……紡、頼みます、お願い」って言われて
明らかに冷や汗もすごいし行かせてはいけない巳波なのだが、ここはきっと巳波にとってのとても大切なラインなのだと理解し
冷静に妻としての気持ちと、マネージャーとしての感覚で考え
とりあえず、なんとかして虎於の車の前まで送る
しばらく会っていなかったズールの面々を見て表情は和らいだものの、なかなか車に乗ることが出来ず
なんとか助手席に乗せてもらったものの、虎於が出発を躊躇うレベルで
紡は「私も……いいですか!?」って 乗せてもらい
「巳波、無理、しなくていいのに」「無理、させたください、お願いだから」「ミナ……」「皆さんのお邪魔はしませんから……」って、必死に噛みつきそうな顔で耐えてる巳波を見守りつつ、巳波はたびたび紡がそこにいるのを確認してほっとしつつ
現場へ到着、宇津木さんに会い
巳波だけは楽屋に残し、特別に……紡が残り、あとは挨拶回りへ。少しずつ整え、本番前には幾分かマシになっていて、カメラに映る分には全然構わない感じになっている
世間には棗巳波の休職理由について体調不良としか言っていないので精神的なものだとはあまり思われていない
やがてその時が来て、収録へ向かうズールと
特別に収録の観客に混ぜてもらった紡
ズールが出ていく前、紡は巳波に抱きつき「観客席から見ていますからね!」って笑って、去っていく
巳波はやや震える手をなんとか抑えつつ、ズールと共に収録へ
ズールがサポートしつつも久々の棗巳波にMCとかに控えろと言われつつもゲストのせいで話が振られる、みたいなことがどうしても避けられないなか、巳波は笑顔でかわしていく
全然大丈夫なのか?大丈夫そうか?大丈夫なの?ってメンバーが思いつつ、フォローしつつ、それでも急に巳波は自分の何かが落ちた気がして
まずい……
って、動悸は激しくなるし もうどうしようもないかもしれない、とおもったとき
出発した時の「観客席から見ていますからね」を思い出して、ちらっと見たら、ちょうど巳波が顔を上げたら見えるくらいの位置に紡がいて
微笑まれて
……ほっとして、もう、大丈夫……って思って、持ち直す
結果として復職を目指しているという体なので収録の全てには出演せず、そのターンが終わったらあとは3人に任せる形になる 先に袖に入った巳波を迎えた宇津木さん、楽屋に戻った巳波を迎えた紡
「よかった、私……また、立てそうです」って心底ほっとしている顔の巳波に、紡も安心する
そのあとは紡を妻として一緒に宇津木さんとしばし話し、医者を交えて本格的に復帰の方向で考えていこうと話がまとまる
巳波もひとつ出来たらほっとしたようで、そのあとはとんとん拍子に進み
本当に3ヶ月の休職でとりあえず復職まではもっていった
ただ、カウンセリングは必ず引き続き行うことや、しばらくは激務は任せられないこと、メンバーに仕事を任せることが増えても仕方ないことなどを説明され、できるだけ早く万全に戻します、と言いながら。
ところかわって医者に行く2人
「2人ともカウンセラーは違えど僕の患者です、
2人とも患者です」って言われて
「わかっています」って力強く答える巳波
「今まで私は……紡を支えるのが私だと、自分を差し置いてもそうすべきと思っていましたが……自分をケアできていない人間がケアなど出来るわけがなかった、だからこそ今度こそ、2人で生きていけるように務めるつもりです」「み、巳波さん」「貴方のことが大切です。だからこそ、私は私を大切にする。貴方も、私のために……自分を大切にしてほしい……先生が言っているのは、その覚悟が私たちにあるかどうか、ですよ。そうでしょう?……私はあります」って力強く言う巳波と
紡を見つめる先生の瞳
紡も力強く
「2人で生きて生きます」って頷くのだった
畳む 4時間前(水 19:50:21) 二次語り
ある日、巳波から紡に話がある、と言われ
聞くと復職の相談だった
「せ、先生はなんと……?」
「しっかりとスケジュールだてて、まず一日目をやってみよう、と。同意は得ています。大丈夫、無理を言った訳でもありません」
「それなら、何を止めることもありません。応援します!私が出来ること、なんでもしますからね!」
「……ありがとう」
このままではもう二度と、舞台に上がることが、テレビの前に出ることが、出来なくなるかもしれない、と休職の不安を訴えていた巳波も希望が見えて少し落ち着く
やがてその日はやってきて、色々な側面からメンバー、宇津木さん、紡、ツクモ、医者、相談した結果、その日は虎於がズールのせて迎えに来ることになった
前日までは順調に、少しずつ少しずつ体調と精神を整え、近づくにつれて少しだけ紡と距離を置くことも思い出しつつ、お互いに寂しさをはらみながらも部屋にこもったりして会わない時間を作ったりしつつ
前日までは、よかった。
当日の朝……巳波は自分でもわけのわからない体調不良でくじけそうになる 虎於が迎えに来て、インターホンが鳴って、「では行ってきますね」って紡に言って「はい、行ってらっしゃい」って紡が手を離した途端、ぱたりと足が止まる
紡も、しかしそれ以上に巳波が驚いている
2、3分経って巳波が力無く「……動かない……」と絶望して
体が動かない感覚は紡ももうよく知っていて
それでも「どうしても行きたいんです、早く抜けることになってもいい、収録に出られなくて袖から見ているだけでもいいから……行かせて欲しい……紡、頼みます、お願い」って言われて
明らかに冷や汗もすごいし行かせてはいけない巳波なのだが、ここはきっと巳波にとってのとても大切なラインなのだと理解し
冷静に妻としての気持ちと、マネージャーとしての感覚で考え
とりあえず、なんとかして虎於の車の前まで送る
しばらく会っていなかったズールの面々を見て表情は和らいだものの、なかなか車に乗ることが出来ず
なんとか助手席に乗せてもらったものの、虎於が出発を躊躇うレベルで
紡は「私も……いいですか!?」って 乗せてもらい
「巳波、無理、しなくていいのに」「無理、させたください、お願いだから」「ミナ……」「皆さんのお邪魔はしませんから……」って、必死に噛みつきそうな顔で耐えてる巳波を見守りつつ、巳波はたびたび紡がそこにいるのを確認してほっとしつつ
現場へ到着、宇津木さんに会い
巳波だけは楽屋に残し、特別に……紡が残り、あとは挨拶回りへ。少しずつ整え、本番前には幾分かマシになっていて、カメラに映る分には全然構わない感じになっている
世間には棗巳波の休職理由について体調不良としか言っていないので精神的なものだとはあまり思われていない
やがてその時が来て、収録へ向かうズールと
特別に収録の観客に混ぜてもらった紡
ズールが出ていく前、紡は巳波に抱きつき「観客席から見ていますからね!」って笑って、去っていく
巳波はやや震える手をなんとか抑えつつ、ズールと共に収録へ
ズールがサポートしつつも久々の棗巳波にMCとかに控えろと言われつつもゲストのせいで話が振られる、みたいなことがどうしても避けられないなか、巳波は笑顔でかわしていく
全然大丈夫なのか?大丈夫そうか?大丈夫なの?ってメンバーが思いつつ、フォローしつつ、それでも急に巳波は自分の何かが落ちた気がして
まずい……
って、動悸は激しくなるし もうどうしようもないかもしれない、とおもったとき
出発した時の「観客席から見ていますからね」を思い出して、ちらっと見たら、ちょうど巳波が顔を上げたら見えるくらいの位置に紡がいて
微笑まれて
……ほっとして、もう、大丈夫……って思って、持ち直す
結果として復職を目指しているという体なので収録の全てには出演せず、そのターンが終わったらあとは3人に任せる形になる 先に袖に入った巳波を迎えた宇津木さん、楽屋に戻った巳波を迎えた紡
「よかった、私……また、立てそうです」って心底ほっとしている顔の巳波に、紡も安心する
そのあとは紡を妻として一緒に宇津木さんとしばし話し、医者を交えて本格的に復帰の方向で考えていこうと話がまとまる
巳波もひとつ出来たらほっとしたようで、そのあとはとんとん拍子に進み
本当に3ヶ月の休職でとりあえず復職まではもっていった
ただ、カウンセリングは必ず引き続き行うことや、しばらくは激務は任せられないこと、メンバーに仕事を任せることが増えても仕方ないことなどを説明され、できるだけ早く万全に戻します、と言いながら。
ところかわって医者に行く2人
「2人ともカウンセラーは違えど僕の患者です、
2人とも患者です」って言われて
「わかっています」って力強く答える巳波
「今まで私は……紡を支えるのが私だと、自分を差し置いてもそうすべきと思っていましたが……自分をケアできていない人間がケアなど出来るわけがなかった、だからこそ今度こそ、2人で生きていけるように務めるつもりです」「み、巳波さん」「貴方のことが大切です。だからこそ、私は私を大切にする。貴方も、私のために……自分を大切にしてほしい……先生が言っているのは、その覚悟が私たちにあるかどうか、ですよ。そうでしょう?……私はあります」って力強く言う巳波と
紡を見つめる先生の瞳
紡も力強く
「2人で生きて生きます」って頷くのだった
畳む 4時間前(水 19:50:21) 二次語り
リュウ
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既往歴あり紡の既婚みなつむと巳波のカサンドラ
紡が落ち着いた頃に巳波が耐えていたものが決壊して、不安で手が震えたり なんだり
結局メンバーや宇津木さんの勧め、医者にも相談、半年の休職を勧められるものの
「貴方も業界人なら分かっているでしょう、半年も休んだらどうなるのか。芸能界は水ものです」
「……宇津木さんは、なんて?」
「体を第一に。しかし……ズールのイメージが変わることは避けられないだろう、とは」
「……」
棗巳波オタクだった紡にも申し訳ない、とか言うと
「私は確かになつみなのオタクです!でも……今の私は、貴方の、巳波さんの妻です。妻として……会社の方に、宇津木さんに、話をさせてください」
紡のそんな言葉に少し救われる巳波。
そうこうし、棗巳波は3ヶ月の休職をとることになる。
紡は巳波の寝具を一新したりして「ひとりでゆったり寝て欲しい」っていうものの、巳波は「ひとりが不安なんです」って言うようになったりする。ひとりでぼーっと天井見てる巳波にヒョイっと顔だして、驚かせてあまえる紡とか、そういうのに巳波は救われていく。
「主夫さんとして、よろしくお願いしますね」って、休職を受け入れられない巳波に紡はそう言うので、たまに巳波から【今日食べたいものありますか?】とかくる
炒飯って答えたら帰ったら中華鍋でパラパラのを作ってて、恥ずかしそうに笑いながら「中華鍋を買ってしまいました、張り切りすぎてしまいました」って笑う巳波を見て、ほっとする紡
穏やかな、たまに病みつつの巳波の療養生活……
紡に甘えることをちゃんと思い出して、少しずつ巳波の疲れが癒されていくといい
畳む 26時間前(火 21:40:52) 二次語り
紡が落ち着いた頃に巳波が耐えていたものが決壊して、不安で手が震えたり なんだり
結局メンバーや宇津木さんの勧め、医者にも相談、半年の休職を勧められるものの
「貴方も業界人なら分かっているでしょう、半年も休んだらどうなるのか。芸能界は水ものです」
「……宇津木さんは、なんて?」
「体を第一に。しかし……ズールのイメージが変わることは避けられないだろう、とは」
「……」
棗巳波オタクだった紡にも申し訳ない、とか言うと
「私は確かになつみなのオタクです!でも……今の私は、貴方の、巳波さんの妻です。妻として……会社の方に、宇津木さんに、話をさせてください」
紡のそんな言葉に少し救われる巳波。
そうこうし、棗巳波は3ヶ月の休職をとることになる。
紡は巳波の寝具を一新したりして「ひとりでゆったり寝て欲しい」っていうものの、巳波は「ひとりが不安なんです」って言うようになったりする。ひとりでぼーっと天井見てる巳波にヒョイっと顔だして、驚かせてあまえる紡とか、そういうのに巳波は救われていく。
「主夫さんとして、よろしくお願いしますね」って、休職を受け入れられない巳波に紡はそう言うので、たまに巳波から【今日食べたいものありますか?】とかくる
炒飯って答えたら帰ったら中華鍋でパラパラのを作ってて、恥ずかしそうに笑いながら「中華鍋を買ってしまいました、張り切りすぎてしまいました」って笑う巳波を見て、ほっとする紡
穏やかな、たまに病みつつの巳波の療養生活……
紡に甘えることをちゃんと思い出して、少しずつ巳波の疲れが癒されていくといい
畳む 26時間前(火 21:40:52) 二次語り