No.5149, No.5148, No.5147, No.5146, No.5145, No.5144, No.5143[7件]
リュウ
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みなつむ 散文
紡さんが人を好きになって
桜が咲いて舞い落ちて
陽射しがアスファルトを焦がし
色づき損ねた紅葉がそよいで
柔らかく積もった新雪の足跡は二人分
私と結ばれないでください と彼女は言った
だから私は彼女を愛したのだ
紡ぐ歌声 十六夜の彼方
逡巡せし二人の靴音
吾は白く闇に浮かぶ彼女の手を
引くか 引かずか
地球が大きな磁石と言うのならば
私たちは惹かれる運命だったのではないのでしょうか
騒がしい街を行き交う人間の群れを見つめる彼女の頬を照らす陽光
午前十時 待ち合わせの彼
1枚のメモ紙
開いた折り目は懐かしく
添えてある貴方の言葉が
私には愛しくてたまらないのです
まるで そう
私が知らないその頃の貴方を
見ているような気がするのですから
畳む 111日前(金 08:20:32) 二次語り
紡さんが人を好きになって
桜が咲いて舞い落ちて
陽射しがアスファルトを焦がし
色づき損ねた紅葉がそよいで
柔らかく積もった新雪の足跡は二人分
私と結ばれないでください と彼女は言った
だから私は彼女を愛したのだ
紡ぐ歌声 十六夜の彼方
逡巡せし二人の靴音
吾は白く闇に浮かぶ彼女の手を
引くか 引かずか
地球が大きな磁石と言うのならば
私たちは惹かれる運命だったのではないのでしょうか
騒がしい街を行き交う人間の群れを見つめる彼女の頬を照らす陽光
午前十時 待ち合わせの彼
1枚のメモ紙
開いた折り目は懐かしく
添えてある貴方の言葉が
私には愛しくてたまらないのです
まるで そう
私が知らないその頃の貴方を
見ているような気がするのですから
畳む 111日前(金 08:20:32) 二次語り