屋根裏呟き処

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全年5月6日の投稿22件]

NO IMAGE リュウ こみちゃん
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NO IMAGE リュウ アイオライト、今年だと死天の次にいい感じかもしれんな
SSにギミック仕込むのやめられない
NO IMAGE リュウ みなつむSS アイオライト
    一、足音。
    二、扉の開く音。
    三、靴を脱いで、鍵を閉める音。
    四、カバンを置いて、上着を脱ぐ音。
    五、居間の扉が開く音。
    六、珍しくドタドタと言う足音。
    七――
「……疲れた……」
    ぼふん。勢いよく、しかしゆっくりと、しっとりと。ソファで横になって本を読んでいた私の上に、巳波さんが覆いかぶさり、背に顔を埋めて小さくそう呻いた。回された手は優しく、しかし何処か焦って私の体に触れ、ようやく安定する場所を見つけたのか、改めて彼の体重が全て私に乗っかった。そっと、伸びたままになっている手で今読んでいたところに栞をはさみ、本を優しく床へ落として、私を抱きしめて力尽きている腕を撫でる。
「クランクアップお疲れ様でした」
「……ようやく……あの現場からおさらば出来ましたよ」
「ふふ……嫌がってましたもんね」
「……嫌がっていたというわけではありませんよ。ただ、なかなか気遣いが必要な現場だっただけで」
「無理してましたもんね」
「無理はしていませんけれど……」
    うだうだと、しかしちみちみと、巳波さんは一頻り心に溜まった膿を吐いて、吐き終えてからはまた、ぎゅっと私を抱きしめ直してじっとしていた。
「お夕飯、用意しておこうかと思ったんですが、打ち合げがあるといけないと思ってまだなんですが」
「……打ち合げはありましたし、食べてきてしまいました。貴方は」
「私は軽食を」
「……そう。お腹は空いていませんか?」
「うーん、まあ、そこそこに」
「……そう……」
    そう言いながらも、巳波さんは頑なに私から離れようとはしなかったが、やがて……少しだけ私に掛かっていた体重が軽くなったかと思えば、ぐいと体勢をなおされて。見上げた巳波さんは、少し長い髪をそっと耳にかけなおして、私に近づく。
    唇が触れている間、私は至近距離の端正な顔をじっと見つめ、その頭を優しく撫でていた。撫でれば撫でるほど、深く、しかし優しく、巳波さんは私の唇を求めていたけれど、やがて……機嫌悪そうなまま、目を開けて、ふう、と息を吐いた。
「どうして目を閉じないんです。普段見られない、疲れきった私がそんなに愉快ですか?」
「ふふ、お疲れが溜まっていると棘が鋭いですよね」
「……貴方も、その棘に刺されるのがたいそう好きなご様子ですけれど」
「綺麗な花にはなんとやらですし。それに……」
    そっと、ほんの少し手を伸ばして彼の頬に触れる。巳波さんは一瞬驚いた顔をして……また元通り不機嫌な顔をして、けれど私が撫でるその手に、頬を擦り寄せてきていた。やがて、少しずつ、長いまつげが、絹のような髪が、整った唇の端が、少しずつ和らいでいく。
    私は……彼のこんな瞬間が、大好きだ。テレビや映画でも、なんの仕事でも見せない、隠さない本心と安らぎと我儘の境目。それこそが、巳波さんが最も美しい瞬間。
「……貴方って、変わってますよね」
「……でも巳波さんは、変わっている私が好きでしょう?」
「……否定はしません。……ねえ、お夕飯、お寿司とかどうですか。ピザでもいい」
「がっつり食べたい気分ですか?」
「それはどうでもいいですけれど……」
    ぎしぎしと、ソファを軋ませながら、巳波さんは乱暴に起き上がり、いつのまにか貯めていた寿司やピザのチラシを物色している。私はそんな彼の、先程とはまた違う、ちょっと不貞腐れているような、素直に喜べないでいるような、横顔の歪みを見て……また、嬉しくなって、思わず声を漏らした。
「……本当に貴方、気色悪い時ありますよね」
「ふふ。巳波さんが好きなだけです」
「……。……特上寿司と四種のミックスチーズピザ、どちらも頼みたいのですけれど」
「はい、お疲れ様会しましょう。ソフトドリンクも頼みますね。メニュー、どれにします?」
「いえ、注文は私が電話しますよ。貴方は……。その……。……」
    スマホに番号を打ち込む手を一度止めて、同じように起き上がった私を見ないまま……しばらく、動きを止めて。
「……貴方は……そこで……寿司とピザを注文する愛しの彼にでも、目を奪われていてください。……弱ってる時の私の日常の姿が、好きでしょう」
「よくご存知ですね」
「貴方、なかなか性格がお悪いから」
「ふふ。……巳波さんが一番お美しい瞬間を、見ているのが好きなだけですよ」
「……はぁ」
    お祝いと労いの用意はほんの少ししてある。彼もそんなことはわかっているだろう。彼がぶっきらぼうに注文をする声にまた愛しさを募らせながら、私は落ちていた本をテーブルに置いて、台所へと向かうのだった。
畳む

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NO IMAGE リュウ 大和夢 近所の花屋さん


「お、らっしゃい。今日はどんな花を見に来たの」
    最寄り駅のすぐ近くの花屋さんは、若いお兄さん。名札にはひらがなで、にかいどう、と書いているから、きっと二階堂さんなのだろうけれど、よくお兄さんは〜と話す癖があるようで、だから常連からは皆、お兄さんと呼ばれているし、私もそうしていた。カラッとしていてサッパリとしている爽やかな、眼鏡の青年。
「前に買ってったのは元気?そこそこ手間のかかる子だったけど」
「ええ、とても綺麗に咲いています。お兄さんが丁寧にメモを作ってくださっていたから」
「はは。違うよ。お客さんの愛」
「でも」
「スポーツと一緒。勝てば選手のおかげ、負ければ監督のせい、ってね」
「ふふ、相変わらずお兄さんは……謙遜しますねえ」
「偉そうな花屋店員よりいいっしょ」
「フレンドリーではありますけれど」
「馴れ馴れしいって?」
「言ってませんよ」
    おどけたように笑う"お兄さん"に、自然と笑みが零れる。小さな花屋に並ぶ苗を見ながら、彼を盗み見ていると、鋏で茎を整えながら、お兄さんはこちらを見つめていた。
「……またなんかあったんだ?いつものクソ上司?それとも得意先のセクハラ男?」
「……私、そんなにわかりやすいでしょうか」
「どうでしょ。お兄さんのカンがいいだけかもよ。……今日もどの子か連れて帰るの?お家、ワンルームなんでしょ。ベランダ埋まっちゃうんじゃない」
「……そうですねえ」
「どうせなら今度はシダ植物なんてどう。暗くて寂しいところで育つ、きっとお客さんの心の翳りの中でも、なーんて。……ちなみに俺も、どっちかっつーと日光は少なくて良い派。……そんなインドアなお兄さんと、奥でコーヒーでもどう?」
「……本当に馴れ馴れしい花屋さんですよね」
「ホントは酒がいいんだけど、この前ミツ……たまに手伝いに来てるちっこいのに、花屋で酒出すやつがいるかって言われてさ」
「ごもっともですね」
「はあ、お客さんも手厳しいねぇ。昼間っからお客さんと飲むビールの美味さってのが、わかっちゃいねぇ」
    そうやってまた微笑むお兄さんの表情は、さっきよりも優しい。ほっと、緊張していた心が和らぐのを感じて、甘えるように店の奥、靴を脱いでちょっとした土間に上がり、座った。しばらくして、マグカップを二つ、現れたお兄さんは自分の前と私の前にカップを置いて、で、とレンズ越しに私をじっと見据えた。
「全部ここに置いていきなよ。酸いも甘いも、辛いもすべて」
「……ありがとう、お兄さん……あのね――」

    ありがとう、また来てよ、と笑うお兄さんに手を振り返しながら、私は新しく腕にビニール袋を抱えて帰る。袋の中には勧められた葉っぱのような植物の苗と、土と、適切な肥料、そして……お兄さん直筆、育てかたのポイントまとめの紙が入っている。
    あの日、あの時。心も天気も土砂降りだったあの日にたまたま目が合ったお兄さんに貰った観葉植物から始まった、私のちいさな恋は……まだ、部屋に溢れている植物たちよりも、ずっと育つのが遅いようだが、それでいい。
    育ちきってしまったら、きっともう、"お兄さん"とは会えなくなるのだから。
畳む

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NO IMAGE リュウ アブソルのぬいぐるみほしいな 調べてみようかな
NO IMAGE リュウ これはゲッチャレ大成功の彼氏
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NO IMAGE リュウ 10パック開封悪くなかった アブソルも出た🫶🫶🫶🫶🫶
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NO IMAGE リュウ やっと眠くなってきたし 寝れたらいいな
NO IMAGE リュウ 気合いで描けるな、意外と
NO IMAGE リュウ アイビス指描き巳波
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NO IMAGE リュウ 化粧も勉強しよう
綺麗になろう
NO IMAGE リュウ ダイエット頑張ろう
NO IMAGE リュウ 5月はおやすみしておこう 6月から頑張ればいいよ たぶん
NO IMAGE リュウ 手と足と首が長くて全体的に細くて厚みがなくて線が1本で塗りが全然凝ってなくて線が細いな……
っていう絵が好きなんだろうなって思うけど いざ描こうとなると別の絵を描いてしまうな……
NO IMAGE リュウ LOVE&GAME来た…………;;
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NO IMAGE リュウ あ〜
それはずるいよ楽さん
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NO IMAGE リュウ 4月の中野と今日のおやつ
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NO IMAGE リュウ 最近LJとJEを繰り返し見続けて龍7見てしてたからなんか桐生さんが恋しいな
NO IMAGE リュウ 仕方ないけどAbema広告多いな〜