屋根裏呟き処

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No.4220

Icon of reverseroof リュウ みなつむ ワンナイトから始まる哀れな恋

紡の恋人が全然普通の一般人で ワンナイトしてしまった回

恋人にバレて「僕は芸能人みたいにはなれないから」とか言って振られて 街でウワーッて泣いて雨が降っているところに傘を差し出した巳波に「貴方のせいで全部台無しになった!」って感情むき出しの紡と「とりあえず風邪ひくからウチに来てください」って連行する巳波
「全部棗さんのせいです!結婚も考えてくれてるって言ってたのに!愛してるって!ずっとそばに居るって言ってたのに!」ってギャン泣きしてる紡に「愛してるなら私に無理やり迫られたことを責めたりしないでしょう、矛先を向けるべきは私だったんだから」って言う巳波
「いいからシャワー浴びてきてくださいよ、風邪ひくでしょう。洗濯は回しておきますから」って何言ってもわあわあ泣いたままでなんか腹が立ったので無理やりキスで口を塞ぐ巳波
びっくりして静かになったので「……ほら、あったまってきてください」って放り出される紡

そういうのを繰り返してるうちに巳波のほうが(この人、しっかりしてるように見えてボロボロだな)って思い始め……

まあまあ責任を感じている巳波、そもそも巳波も自棄になってただけで彼女を愛してるとか言える訳では無い……と思ってるから じゃあ責任取って付き合いましょうとも言えず
その日は雨が止まず酷い天気で
「布団は1つしかないんです」って言われて
「ここからこっちは私の陣地です」って線引される

(どうしよう 変な噂でも流されたら困るし 彼女のメンタルも心配 私の責任は大いにあるし……)って巳波の方から元彼にコンタクトとろうとして
ろくでもない男であった1面とかを見て アイドリッシュセブンの話とか横流ししてたりして
「あんな男、別れて正解だったんですよ」って火に油注ぐ回
「棗さんに彼の何がわかるって言うの!」って怒鳴られるも しばらくして棗巳波、一般女性に手を出す!みたいな記事書かれて 紡はくらくら……ってなる
さすがに週刊誌はツクモストップかかるからネットニュースとかのレベルで そんな事実はございませんで終わらせるものの
紡は責任感じてる

とりあえず元彼は然るべき措置で取り締まられ紡も真実を知り そもそも愛されていなかったとかいう激重現実からなかなか戻れず 仕事中だけは今まで通り有能でも 退勤後のプライベートが本当にぐずぐずになってしまっており もう誰でもいいから…てホテル街に立ってた紡に「おいくらですか?」って巳波
ホテル街とか普通に写真撮られちゃうでしょ〜⁉️って慌てて離れてとりあえずどっか落ち着いたお店に入って個室に入って「ふう…」ってなる紡
「で、おいくらのご予定だったんです」「…別に…考えてませんでした…とにかくもう、限界で…誰でも良くて…」ってもにょもにょする紡
「じゃあホ別50kで私が買います」「は?」「安いですか?100kで」「いや、いやっあの……」「もう一声?」「そ、そ、うじゃな……」「買われる覚悟がお有りだったんでしょう?」「それは……」って結局口で勝てないからそのままホ別苺万で買われていく紡

そうやって歪に巳波と2回目が…訪れて、巳波がシャワー浴びてる時に頭を抱える紡
シャワー終えてもなかなかバスローブを脱げない紡を強引に引き寄せて「15万円分、楽しませてくださいよ」って そんなこと言いながらあくまで優しい手つきの巳波に脱がされながら 紡はぎゅっと目をつぶった
なんだかんだいいながら自棄になってた時よりもずっと優しく巳波が抱くものだから、なんだか愛されているような気がし始めてしまい 普通に巳波にされるがまま、心まで奪われていく紡と
そんな紡を少しずつ 自分のものにしてしまいたいと思いながら 優しく優しく 大切に抱く巳波

朝起きたら巳波の方が少し早く起きてて、「シャワー浴びましょうか」って手招きされるもんだからそのまま「ああ……(ああ……)」って一緒にシャワールームに連れていかれて ぼーっとしてるから巳波に体洗われつつ 「まだ目が覚めてなさそうですね」って言われて ふわふわしたままの紡に
口付けて、また引き寄せて、舌を絡ませて……
「わ、わた、わたしっ、出勤がっ」「あら朝、早いんですね。残念。ねえ、立ちんぼはやめて私の専売になりませんか」「お、お金は……いりません!から」「いいえ。昨日は間違いなく貴方を15万で買ったので。はい、こちらですよ」
「受け取れませんよ!これ以上棗さんに関する悪い噂が……どこから出るとも知れないのに!」ってなる紡に「…じゃあ、世間的には付き合っている、という認識でいいんじゃないんですか」「へ」「それで私たちは、せいぜいセフレにでもなればいい。相性は悪くないでしょう?」って セフレ?になった回
巳波的には立ちんぼでもして事件に遭ったら目も当てられない、とかもあってもう暴走するなら私にしたほうがいい、とかいうのがあり
(これは……恋なのかな、違うような気もする)という 恋未満のモヤモヤを抱える

ずっと巳波は責任を感じたままで
でも少しずつ紡のこと好きになっちゃってるな〜
紡もなんか少しずつバグってすきになっていってる
でもまだ付き合ってない 周りには付き合ってるって言っている 本人たちからすればまだセフレ

途中から「私たち、別に…恋人じゃないんですし…棗さんだって、いいお相手がいたらそちらに行っていいんですよ」「こっちのセリフですよ。そもそも私はあまりおおっぴらに恋愛できませんし」って言いつつ 紡は巳波に他の誰かを抱いて欲しくなくて 巳波は紡が他の男に抱かれて欲しくなくなってる
でもお互いに認識はセフレなので(セフレ作るような人だしな、他にも関係のある方はいらっしゃるんだろうな……)(あれだけ自棄になってたしな、セフレも私だけじゃないのかもしれない。危ない人じゃないといいですけれど……)って思ってる
お互いにはお互いしかいないのに

たぶん最初に支払われた15万、封筒に入れたままどうにもできずに紡はとったままなんだろうし、少しずつ落ち着いてきて巳波とこんな関係を続けるのは巳波のタレント生命が危うくなると正気を取り戻したのでセフレ解消を申し込んだあと、悩んだ末に封筒ごと巳波の鞄にそっと入れて 去る…
セフレ解消(お別れ)切り出されて、まあ最近ちょっと安定してきてそうだったしな…と思いながら受け入れたつもりだったのに思い出すのは事後に2人でのんびりホットミルクを飲んだことだとか、外を歩いた時にアクセサリーに目を輝かせた紡とか、そんなことばかり思い出して 封筒とお見合いする巳波
解消してからも周囲に「別れた」と言う機会を逸していたところ、巳波に呼ばれて 悩んだ末に呼び出しに応じたら前に一瞬だけ紡がかわいい〜って言ったネックレスを渡されて 断るも断れず首元に付けられて
「よく似合ってますよ」って笑った後に「ところで、これ……15万円、だったんですよね」って

別れたって周りに言う前に 外堀が埋まっている間に 巳波は紡に告白する そのまま婚約する そういう気がする
「みなさんもご存知だと思うんですが、私小鳥遊さんと」「付き合ってんだっけ」「結婚します」「は!?」「え!?」「あ!?」の回
スピード結婚

結婚してくださいだのなんだのじゃなくて「結婚式にしたいことありますか?」「結婚式……?うーん、入場に好きな曲流したいです」「どんな曲が好きなんですか」「〇〇みたいな~…」って言ってたら一週間後くらいに「聞いてください、私たちの結婚式に流す曲書いたので」って持ってくるやつよ
「!?!?!?!?!?!??!」「左手出してください、指輪はめるので」「!?!?!!?!?!!?」「ここ、名前書いてくださいね、婚姻届け出しておくので」「????????????」って流されていく
「あ、あの~~……なんか私、結婚したらしくて……」「紡ちゃん結婚したの!?!?!?!?!?」「いつのまにか……」「どういうこと!?!?!?!?」ってなる万理さんもいる お父さんは巳波がいつの間にか突破している
たぶんしばらく万さんが巳波のことじっと見てることが増える
巳波はそっと微笑み返す
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