全年全月21日の投稿[233件]
リュウ
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みなつむR18
そんな都合のいいことはなく
熱を帯びる体と、頭と、しかしそれを相殺するような緊張と焦りで、息苦しい。少し濡れた覚悟を決めたような彼女の瞳に反射する自分は、体裁だけはひどく余裕そうで、それがまた苦しさを増幅させていく。
私に女性経験はない。彼女はそんなことは知らない。むしろ、世間による私へのイメージは真逆であると言えるだろう……彼女がどう思っているのかは知らないが、彼女の手から腕、背に手を移す……それだけで自分の手のひらがベッタリと張り付くような感触。自分だって男なのだから、こんな空気になって何も感じていないわけじゃない。しかし、現実の"初めて"がこれほどのものだとは露ほども思っていなかった。
感じていく高揚と同等の緊張。……焦燥感。
「……小鳥遊さんは、初めて、ですか」
からからの喉から言葉を絞り出すと、なんだか火傷でもしたみたいにひりついた。彼女の頭を撫でながら、頬を撫でながら、きっと私はいつもの様に余裕たっぷり甘やかに微笑んでいるのだろう。緊張した様子でシーツのあまりを掴みながら、彼女は頬を染めて、小さく頷く。潤んだ瞳は熱を孕んだまま、しかし甘えるように私を映している。
「……ご、ごめんなさい、重い、ですよね、初めてなんて……」
「いえ、嬉しいですよ……好きな方の初めてを頂けるなんて、男として冥利に尽きるじゃないですか」
――今、私も初めてなんです、と言ってしまえばよかったのに。つい良いかっこしいの私が出てしまい、余計に彼女は頬を赤らめ、私に身を委ねようとしている。私は不格好のまま、しかし過去に恋愛ドラマの役作りをしたことを思い出しながら、役になり切ろうとしている。
重ねた唇、期待する彼女の手が首に回る。恐る恐る、そっと、肌を撫でていく。知識しかない愛撫というもの。彼女の肌に触れていく。優しく敏感な部分に触れると、彼女はぴくりと体をふるわせて、初めて見る現実の女性が感じている姿に、私は口内に溜まった生唾を飲み込んだ。女性はどこもかしこも柔らかくて、性を感じている顔や仕草はいちいち扇情的で、私の方が先におかしくなってしまいそうだ。そそりたつ自分のモノを感じながら、早く彼女の体内に挿入れてしまいたい……その想いで頭がいっぱいになっていく。
そのうちに、私が彼女を押し倒す形になった。私も彼女も本番を知らない。流れでベルトを外しながら、とりあえず用意していたコンドームに目をやった。ふと彼女と目が合って、彼女がこれからなのだと覚悟を決めたのを見た。何食わぬ顔で性教育で教わった通りコンドームを装着し、挿入れる場所を間違わないようにしっかりと体を見つめ、何を言っているのかわからないが、恐らく私は彼女に甘い言葉を囁きながら、そっと……彼女の入口に、自分のものの先を当てた。間違っていないことを確認して、目配せしてお互い頷いて、そっと……ゆっくりと、ゆっくりと、と念じながら、彼女の中へ……奥へ、奥へと入ろうとした。……刹那。
「あ、い、痛っ、いたい」
いきなり背中に氷を叩きつけられたように、体が冷たくなった。性的興奮にそそりたっていたものすら、一気に萎んでいく。しまった、どうしよう、痛かった?どうしよう。
「大丈夫ですか、ごめんなさい、痛かったですか」
「す、す、す、すみません!大丈夫です、大丈夫ですから……このまま、お願いします……」
「大丈夫なもんですか。……今日はもう、ここまでに……しましょう」
「え、あ、でも……」
「いいんです。二人で少しずつ慣れていけば、きっといつか、ちゃんとひとつになれる。ですから、今日焦る必要なんてどこにも無いんですよ。……今日はこのまま……貴方を抱きしめたまま、眠っても、いいですか」
「……わかりました」
それでも彼女は苦い顔をしている。私たちはそっと抱き合うところからコミュニケーションをやり直して、彼女が眠そうな顔をしはじめてから電灯を起こし、暗闇の中……彼女を抱きしめたまま、呟くように……言葉を吐いた。
「ごめんなさい、痛かったでしょう。……怖く、なってしまいましたか」
「い、いえ、初めては痛いって……言うし!だから、その、私、大丈夫ですから……次は、ちゃんと……」
私を恋慕ってくれている彼女はそう言って、必死に私に嫌われまいとしている。ぎゅ、と彼女の抱きつく強さが増した。彼女は必死に私に向き合ってくれている。
――そんな彼女に、ああ、格好悪いな、と思って……私はそっと、彼女を包むように優しく抱きしめて、キスをして、そのまま彼女の胸元に頭を埋めて、ぽつぽつと言った。
「すみません、私、女性経験がないんです。カッコよく上手く抱けなくて、貴方の初めてを素敵にできなくて、すみませんでした……」
「……え?」
「……私も、今日が……初めて、だったんです」
あはは、と自嘲気味に笑いながらそう言うと、闇の中で彼女が目をまん丸にしているのが見えた。
「騙していたようで……すみません……なんだか、初めてだって言ったら……格好悪いんじゃないかと思って。貴方にがっかりされるんじゃないかって。それで、言えなくて、それっぽく振る舞ればいいかと思って頑張ってみたのですけれど……その、すみませんでした」
しばらく彼女の顔が見れなくて、しかし沈黙は重くなく、彼女の様子を伺うと……彼女はにこにこと嬉しそうに笑って、そっと私に触れるだけのキスをした。
「どうしたんです」
「いえ、勝手に棗さんはこう……女性慣れしているものだと思っていましたので……」
「ああ、やっぱり」
「だから……嬉しいんですよ……ほら。好きな人の初めてを頂けるなんて、女冥利につきますから?」
そう言って、無邪気に笑う彼女は本当に嬉しそうで。そんな彼女がいっそう愛おしくなって、私は彼女を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。触れ合う素肌の温度をようやく感じて、先程までの自分がどれだけショックを受けていたのかを感じて、笑ってしまう。
「……今日が無理でも、次はちゃんと……二人で手引きでも見ながら、やってみませんか。お互い初めてで、上手くいくかは……わからないけれど。その……痛い、思いを……させるかも、しれないけれど」
「ぜひ。……棗さんが初めて痛い思いをさせた女になれるのだって、きっと嬉しいですし」
「貴方には本当に、敵いませんね」
二人で顔を見合わせて、クスクスと笑って、軽くボディタッチをして、そのまま二人、目を閉じる。初めてのセックスは、見るも無惨な結果に終わった。フィクションのように、初めてでもするすると上手くいって、痛くなくて、気持ちよくなって、なんてそんな都合のいいことばかりではないのだ。現実なんか、実際は格好悪いことばっかり。けれど今日、最高に格好悪かった、初めてを大失敗した私たちは。――絡めた指の感触を感じながら、意識を手放していく。
格好悪いのも、悪いことばかりじゃない。今日の手のベタつきも、喉のヒリつきも、背中を走った氷のような焦りも、いつか宝物になる日が来るかもしれないのだから。
畳む
51日前(月 21:26:17) SS
そんな都合のいいことはなく
熱を帯びる体と、頭と、しかしそれを相殺するような緊張と焦りで、息苦しい。少し濡れた覚悟を決めたような彼女の瞳に反射する自分は、体裁だけはひどく余裕そうで、それがまた苦しさを増幅させていく。
私に女性経験はない。彼女はそんなことは知らない。むしろ、世間による私へのイメージは真逆であると言えるだろう……彼女がどう思っているのかは知らないが、彼女の手から腕、背に手を移す……それだけで自分の手のひらがベッタリと張り付くような感触。自分だって男なのだから、こんな空気になって何も感じていないわけじゃない。しかし、現実の"初めて"がこれほどのものだとは露ほども思っていなかった。
感じていく高揚と同等の緊張。……焦燥感。
「……小鳥遊さんは、初めて、ですか」
からからの喉から言葉を絞り出すと、なんだか火傷でもしたみたいにひりついた。彼女の頭を撫でながら、頬を撫でながら、きっと私はいつもの様に余裕たっぷり甘やかに微笑んでいるのだろう。緊張した様子でシーツのあまりを掴みながら、彼女は頬を染めて、小さく頷く。潤んだ瞳は熱を孕んだまま、しかし甘えるように私を映している。
「……ご、ごめんなさい、重い、ですよね、初めてなんて……」
「いえ、嬉しいですよ……好きな方の初めてを頂けるなんて、男として冥利に尽きるじゃないですか」
――今、私も初めてなんです、と言ってしまえばよかったのに。つい良いかっこしいの私が出てしまい、余計に彼女は頬を赤らめ、私に身を委ねようとしている。私は不格好のまま、しかし過去に恋愛ドラマの役作りをしたことを思い出しながら、役になり切ろうとしている。
重ねた唇、期待する彼女の手が首に回る。恐る恐る、そっと、肌を撫でていく。知識しかない愛撫というもの。彼女の肌に触れていく。優しく敏感な部分に触れると、彼女はぴくりと体をふるわせて、初めて見る現実の女性が感じている姿に、私は口内に溜まった生唾を飲み込んだ。女性はどこもかしこも柔らかくて、性を感じている顔や仕草はいちいち扇情的で、私の方が先におかしくなってしまいそうだ。そそりたつ自分のモノを感じながら、早く彼女の体内に挿入れてしまいたい……その想いで頭がいっぱいになっていく。
そのうちに、私が彼女を押し倒す形になった。私も彼女も本番を知らない。流れでベルトを外しながら、とりあえず用意していたコンドームに目をやった。ふと彼女と目が合って、彼女がこれからなのだと覚悟を決めたのを見た。何食わぬ顔で性教育で教わった通りコンドームを装着し、挿入れる場所を間違わないようにしっかりと体を見つめ、何を言っているのかわからないが、恐らく私は彼女に甘い言葉を囁きながら、そっと……彼女の入口に、自分のものの先を当てた。間違っていないことを確認して、目配せしてお互い頷いて、そっと……ゆっくりと、ゆっくりと、と念じながら、彼女の中へ……奥へ、奥へと入ろうとした。……刹那。
「あ、い、痛っ、いたい」
いきなり背中に氷を叩きつけられたように、体が冷たくなった。性的興奮にそそりたっていたものすら、一気に萎んでいく。しまった、どうしよう、痛かった?どうしよう。
「大丈夫ですか、ごめんなさい、痛かったですか」
「す、す、す、すみません!大丈夫です、大丈夫ですから……このまま、お願いします……」
「大丈夫なもんですか。……今日はもう、ここまでに……しましょう」
「え、あ、でも……」
「いいんです。二人で少しずつ慣れていけば、きっといつか、ちゃんとひとつになれる。ですから、今日焦る必要なんてどこにも無いんですよ。……今日はこのまま……貴方を抱きしめたまま、眠っても、いいですか」
「……わかりました」
それでも彼女は苦い顔をしている。私たちはそっと抱き合うところからコミュニケーションをやり直して、彼女が眠そうな顔をしはじめてから電灯を起こし、暗闇の中……彼女を抱きしめたまま、呟くように……言葉を吐いた。
「ごめんなさい、痛かったでしょう。……怖く、なってしまいましたか」
「い、いえ、初めては痛いって……言うし!だから、その、私、大丈夫ですから……次は、ちゃんと……」
私を恋慕ってくれている彼女はそう言って、必死に私に嫌われまいとしている。ぎゅ、と彼女の抱きつく強さが増した。彼女は必死に私に向き合ってくれている。
――そんな彼女に、ああ、格好悪いな、と思って……私はそっと、彼女を包むように優しく抱きしめて、キスをして、そのまま彼女の胸元に頭を埋めて、ぽつぽつと言った。
「すみません、私、女性経験がないんです。カッコよく上手く抱けなくて、貴方の初めてを素敵にできなくて、すみませんでした……」
「……え?」
「……私も、今日が……初めて、だったんです」
あはは、と自嘲気味に笑いながらそう言うと、闇の中で彼女が目をまん丸にしているのが見えた。
「騙していたようで……すみません……なんだか、初めてだって言ったら……格好悪いんじゃないかと思って。貴方にがっかりされるんじゃないかって。それで、言えなくて、それっぽく振る舞ればいいかと思って頑張ってみたのですけれど……その、すみませんでした」
しばらく彼女の顔が見れなくて、しかし沈黙は重くなく、彼女の様子を伺うと……彼女はにこにこと嬉しそうに笑って、そっと私に触れるだけのキスをした。
「どうしたんです」
「いえ、勝手に棗さんはこう……女性慣れしているものだと思っていましたので……」
「ああ、やっぱり」
「だから……嬉しいんですよ……ほら。好きな人の初めてを頂けるなんて、女冥利につきますから?」
そう言って、無邪気に笑う彼女は本当に嬉しそうで。そんな彼女がいっそう愛おしくなって、私は彼女を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。触れ合う素肌の温度をようやく感じて、先程までの自分がどれだけショックを受けていたのかを感じて、笑ってしまう。
「……今日が無理でも、次はちゃんと……二人で手引きでも見ながら、やってみませんか。お互い初めてで、上手くいくかは……わからないけれど。その……痛い、思いを……させるかも、しれないけれど」
「ぜひ。……棗さんが初めて痛い思いをさせた女になれるのだって、きっと嬉しいですし」
「貴方には本当に、敵いませんね」
二人で顔を見合わせて、クスクスと笑って、軽くボディタッチをして、そのまま二人、目を閉じる。初めてのセックスは、見るも無惨な結果に終わった。フィクションのように、初めてでもするすると上手くいって、痛くなくて、気持ちよくなって、なんてそんな都合のいいことばかりではないのだ。現実なんか、実際は格好悪いことばっかり。けれど今日、最高に格好悪かった、初めてを大失敗した私たちは。――絡めた指の感触を感じながら、意識を手放していく。
格好悪いのも、悪いことばかりじゃない。今日の手のベタつきも、喉のヒリつきも、背中を走った氷のような焦りも、いつか宝物になる日が来るかもしれないのだから。
畳む
51日前(月 21:26:17) SS
リュウ
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ダイハル
久しぶりに帰ってくるスティーブン・ストーンさんをびっくりさせたくてめちゃくちゃ河原で拾った石を綺麗に磨き上げたハルカさんと、マジで楕円ではなく真円になった輝くただの石に感動するスティーブン・ストーンさんのこと今日ずーっと頭にチラついて離れないから投げておこう
石だけに
〜
ポケマスやめちまってるけどスティーブン・ストーンさん戦のポケマスアレンジいいよな
戦闘前も入ってる 泣く 82日前(土 13:57:33) 二次語り
久しぶりに帰ってくるスティーブン・ストーンさんをびっくりさせたくてめちゃくちゃ河原で拾った石を綺麗に磨き上げたハルカさんと、マジで楕円ではなく真円になった輝くただの石に感動するスティーブン・ストーンさんのこと今日ずーっと頭にチラついて離れないから投げておこう
石だけに
〜
ポケマスやめちまってるけどスティーブン・ストーンさん戦のポケマスアレンジいいよな
戦闘前も入ってる 泣く 82日前(土 13:57:33) 二次語り
リュウ
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空咎 壮紡ネタ
楓と新しく2番隊に配属された女の子の刀衆の恋愛譚
見たい
無数にありそう
楓ってそーちゃんっぽくないって最初思ってたけど今考えたら普通にそーちゃんなんだよなぁ
紡さんが刀衆になってる二次創作はいまのとこ見たことないんだ……まああんまり漁ってないからなんだろうけど
畳む 82日前(土 12:44:10) 二次語り
楓と新しく2番隊に配属された女の子の刀衆の恋愛譚
見たい
無数にありそう
楓ってそーちゃんっぽくないって最初思ってたけど今考えたら普通にそーちゃんなんだよなぁ
紡さんが刀衆になってる二次創作はいまのとこ見たことないんだ……まああんまり漁ってないからなんだろうけど
畳む 82日前(土 12:44:10) 二次語り
リュウ
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みなつむR18 巳紡大
飲めるようになった紡は仕事のためならひたすら飲む……飲みニケーションの場である芸能界、ひたすら飲む、飲む、飲む、けれども勧められたビールに(うわ、もう無理かも……)と思いつつ受け取ろうとした紡のジョッキを、巳波が「これ、頂いてもいいですか」ってさらっと受け取ってしまう
紡はずっと巳波のことが好きだったけど、別に思いを伝えることもしてないし、必要以上に仲がいいわけでもない
ただびっくりはして、巳波に助けられたことであとでそっと場をぬけて外へ行った巳波を追いかけてお礼を言いに行く
巳波も酔っているのか、なんだか距離が近くて紡はどぎまぎする
棗さんも酔ってるんだ……と思いながらなんとか平静を保つ紡と、しかし紡がもうまっすぐ歩けていないところや色んな部分を見抜いて(いまなら押せば行けるな……)って冷静に見てる巳波
巳波は紡が自分に気があるのには気づいていたし、巳波も紡に気があるのだった
「もう貴方、まっすぐ歩けてもいないじゃないですか。少し休憩していきませんか?」って上手く誘導して
パーティやってるホテルにとっていた部屋へ連れ込んで
「ジャケットは苦しいでしょう」「ボタン、緩めた方がいいでしょう」なんていいながらじわじわとホテル室内で紡に触れていく
さすがに!?ってなった紡が抵抗も説得もしようとするけど「大きな声出して、この現場が誰かに見られたら私は貴方のせいにしますよ」「貴方も…大好きな棗巳波のキャリア、潰したくないでしょう」なんて意地悪いいながら紡を制していくけれど
紡の涙ながらの「初めてなんです…」だけは留意する
紡に知識がないことを逆手にとってそのまま生でしてしまって、次の日丸裸で隣で寝ていた紡が大あわてしているところに更にそれも話して
「子供が出来てしまえば事務所の説得はやりやすくなるんですけれど」なんて笑う巳波に
何が目的なんですか!?って聞いた紡と
「貴方が好きなんです」って
「ねえ、キスしていいですか」って部屋を出る前に聞かれた紡はダメです、って答えてしまって
今度こそ巳波は紡になにもしないままカードキーを渡して出ていってしまい
残された紡はぼんやり
キスしてもらえばよかった……と
思いながら 慌てて不在着信の小鳥遊プロダクションに連絡するのだ……
たぶん部屋出る前にシャワー浴びたときに中出しの事実は明るみにするし、巳波さんは紡の体洗ってあげる
そんなハイパー不器用パワー系巳波と一途でひっそり片思いだった紡が急に大接近する話が
見たい
紡から見えているヤマさんは大人の男の人なので、悩んで悩んで恋愛相談をすることは多々ありそう
そんなヤマさんと紡をどこかから見て嫉妬に燃えてる巳波はいる
「友達の話なんですけど…」ってクソベタに巳波に告白されたことも関係を持ったことも話したらヤマさんは「悪いけどそのお友達にはその男のことやめたほうがいいって伝えてやんなさい」って めっ されるのだが
紡さんはそれでも好きな男に誘われて断れるような感じでもない…
ヤマさんにわかったのは紡がどこかの誰かを好きなことそれを今まで秘めていたこと、その相手に手を出されて混乱していることだけ
相手が社員なのかスタッフなのかタレントなのかは一切不明
それでも酔ってるとこ狙う男なんかろくな男じゃないでしょーよ状態だし
そんな男やめて俺にしな(親心)
ヤマさんが本気になって「あのさあ、まだその男とお友達は会ってんの」「へっ…あっ…」「お兄さん、そのお友達のこと気になるんだけど、もっと教えてくんない?」って紡に迫るといい
相手が巳波だと割れたら現場で巳波に会った時に「それにしてもさあ、自分とこのマネージャーっていいもんだよな。近いしいつでも会えるし、心の距離も近いし?」「……何の話でしょう」って静かにバチるといい
巳波と付き合っている……とも言いきれないままヤマさんにもアプローチされてぐわんぐわんする紡さん、ずるずる巳波との関係も続くし巳波は彼氏面するしヤマさんも彼氏面してる
ヤマさんと巳波は作中の関係もさらなりだが……恋愛ライバルになってほしさめちゃくちゃある
巳波として容赦しない相手って感じ……
姉鷺さんのライバルはナギだと思ってんだけどさ(❓)
姉鷺さんが本気出したら勝てる可能性のある男はもうナギしかおらんのよ
ヤマさんとも関係持ってくれ
もうぐちゃぐちゃだよ
巳波のほうが先手を打ったはずなのにヤマさんとの関係値の方が高いから微妙なラインになる紡の心のバランスと負けられない戦いがそこに、ある
まあ経緯はともあれ手を出した事実がある巳波のほうが強いんだよなぁ
それが無理やりであることをヤマさんは指摘したいわけだけど でも彼女私のこと好きですよ?と言われたらそれとこれとは別問題だといいつついとも簡単にすり替えられてしまうのよな
「お兄さんは紡ちゃんのそういうとこ、歪んじゃってると思うよ」って面と向かって冷静に言う大和さん
ゆがみなつむか……(また増えた)
大和さんに無理やりキスされた時に紡が跳ね除けてしまって
「……そう」って悲しそうに笑って諦める大和さんはいるんだ
でも巳波のやり方は気に食わないからずっと巳波と紡を「見守り」はするんだ
過保護な失恋お兄さん
「オレはさ、まだ諦めてないけど」
こうやってさ、恋愛対象として紡を見てる時だけお兄さんって言わないってのが
やまつむをあまり考えない私の出した答え
(1日悩んだ)
大和さんが緩衝材になる方が好きだけど、大和さんが紡に恋するなら紡の想いを優先して身を引くこともするけど、その相手が酷いと思えばなかなか手を引かないであろう守りたい欲があるよねと
いうのが 割と 考えた結論
i7と恋愛する紡を自分では考えないから大変で大変で……(草)
それはそれとして巳波と恋のライバルの大和さんは見たいので
「そいや彼氏くんとは上手くいってんの?彼氏くんのことちゃんと好き?」「うーんと……」「……上手くいってないならここ、優良物件、どう?」「どんな物件ですか?」「3LDK、風呂トイレ別、庭付き、都内駅近、家賃は破格、ちゃんと安定した収入、ほどほどに茶目っ気あり、何より紡ちゃんのことを本当に愛してるし、嫌がることは一切しない」「……すごい物件ですね」「そそ。どう、引っ越す気ない?引っ越し代も安くしとくけど」「……すみません。せっかくですがいまの物件も……なかなか、住み心地がよいと……思ってしまってるんです」「……事故物件なのに?家賃高そうなのに?見てくれは綺麗にリフォームしてても……」「……でも、近くのコンビニまでは歩いて8分くらいですよ」「ほら、ちょい遠いじゃん。引っ越したら、コンビニが目と鼻の先になるかもよ」「いいんです、私、少しくらい歩くのが好きだから。……ごめんなさい、大和さん、お先に失礼します」
〜
「……謝んないでよ、俺が惨めになるじゃんよ。……認めてるけどさ……あー。ムカつく……。……紡ちゃん、本当にアレでよかったの……この守りたいって気持ちって……俺のエゴなのかよ……恋愛、わっかんね〜……
……諦め、られね〜……」
別に巳波は飽きたとかなんとかじゃなくて普通に自分勝手が過ぎたんじゃないかとかヤマさんと上手くいった方がいいんじゃないかとか噂が立ち始めててマズイんじゃないかとか考えた結果だけど、紡さんはもう止まらねえよ
その気になった紡さんってたぶんどのアイドルより怖いだろうな
紡の謎の宣戦布告を受けて巳波はぼんやりしたまましばらく意味がわかっていない……すべて連絡を無視したまま、最低限の関係にしてしまえと思ってるけど
紡のほうが上手だから「絡まざるを得ない」状況が多くなっていく
そういうことですか……って始まる紡とのバトル
紡「私と付き合ってくれるまで殴る(比喩)のをやめないッ」
ヤマさん途中離脱にはしたくない
ちゃんとみなつむの面倒は見ていただく
ヤマさんもヤマさんで酒飲んでも別に紡への気持ち忘れられないし巳波には色々と黒い感情も芽生えるしもう1悶着くらいあっていい気持ちと
ヤマさんはそういう人じゃないわよという気持ちがある
みなつむっていつもバトルしてない?
私がかいてるやつだけか……(仲良くしなさい)
付き合ったあとはヤマさん敗北なんだけど
でもことある事に様子聞いてきて恋愛相談にも乗って、隙がありそうな紡にキスする振りとかして「……とかされちゃうかもよ」って危機意識植え付けてくれるんだ
ただのいいお兄さんで草
巳波とは狂うほどセックスするけどヤマさんとはどのくらいアレなのかあんま考えてない
2℃目の男(2℃目の男)がヤマさんなのだけ決めてる
初めての巳波とのセックスのときにだいぶ離人感出てるからやっぱ怖かったんだろうなって感じだから
ヤマさんは本当に優しく紡の心を大事にしてくれて
紡さん大揺れ(震度7)になって頂く
畳む
82日前(土 12:39:14) 二次語り
飲めるようになった紡は仕事のためならひたすら飲む……飲みニケーションの場である芸能界、ひたすら飲む、飲む、飲む、けれども勧められたビールに(うわ、もう無理かも……)と思いつつ受け取ろうとした紡のジョッキを、巳波が「これ、頂いてもいいですか」ってさらっと受け取ってしまう
紡はずっと巳波のことが好きだったけど、別に思いを伝えることもしてないし、必要以上に仲がいいわけでもない
ただびっくりはして、巳波に助けられたことであとでそっと場をぬけて外へ行った巳波を追いかけてお礼を言いに行く
巳波も酔っているのか、なんだか距離が近くて紡はどぎまぎする
棗さんも酔ってるんだ……と思いながらなんとか平静を保つ紡と、しかし紡がもうまっすぐ歩けていないところや色んな部分を見抜いて(いまなら押せば行けるな……)って冷静に見てる巳波
巳波は紡が自分に気があるのには気づいていたし、巳波も紡に気があるのだった
「もう貴方、まっすぐ歩けてもいないじゃないですか。少し休憩していきませんか?」って上手く誘導して
パーティやってるホテルにとっていた部屋へ連れ込んで
「ジャケットは苦しいでしょう」「ボタン、緩めた方がいいでしょう」なんていいながらじわじわとホテル室内で紡に触れていく
さすがに!?ってなった紡が抵抗も説得もしようとするけど「大きな声出して、この現場が誰かに見られたら私は貴方のせいにしますよ」「貴方も…大好きな棗巳波のキャリア、潰したくないでしょう」なんて意地悪いいながら紡を制していくけれど
紡の涙ながらの「初めてなんです…」だけは留意する
紡に知識がないことを逆手にとってそのまま生でしてしまって、次の日丸裸で隣で寝ていた紡が大あわてしているところに更にそれも話して
「子供が出来てしまえば事務所の説得はやりやすくなるんですけれど」なんて笑う巳波に
何が目的なんですか!?って聞いた紡と
「貴方が好きなんです」って
「ねえ、キスしていいですか」って部屋を出る前に聞かれた紡はダメです、って答えてしまって
今度こそ巳波は紡になにもしないままカードキーを渡して出ていってしまい
残された紡はぼんやり
キスしてもらえばよかった……と
思いながら 慌てて不在着信の小鳥遊プロダクションに連絡するのだ……
たぶん部屋出る前にシャワー浴びたときに中出しの事実は明るみにするし、巳波さんは紡の体洗ってあげる
そんなハイパー不器用パワー系巳波と一途でひっそり片思いだった紡が急に大接近する話が
見たい
紡から見えているヤマさんは大人の男の人なので、悩んで悩んで恋愛相談をすることは多々ありそう
そんなヤマさんと紡をどこかから見て嫉妬に燃えてる巳波はいる
「友達の話なんですけど…」ってクソベタに巳波に告白されたことも関係を持ったことも話したらヤマさんは「悪いけどそのお友達にはその男のことやめたほうがいいって伝えてやんなさい」って めっ されるのだが
紡さんはそれでも好きな男に誘われて断れるような感じでもない…
ヤマさんにわかったのは紡がどこかの誰かを好きなことそれを今まで秘めていたこと、その相手に手を出されて混乱していることだけ
相手が社員なのかスタッフなのかタレントなのかは一切不明
それでも酔ってるとこ狙う男なんかろくな男じゃないでしょーよ状態だし
そんな男やめて俺にしな(親心)
ヤマさんが本気になって「あのさあ、まだその男とお友達は会ってんの」「へっ…あっ…」「お兄さん、そのお友達のこと気になるんだけど、もっと教えてくんない?」って紡に迫るといい
相手が巳波だと割れたら現場で巳波に会った時に「それにしてもさあ、自分とこのマネージャーっていいもんだよな。近いしいつでも会えるし、心の距離も近いし?」「……何の話でしょう」って静かにバチるといい
巳波と付き合っている……とも言いきれないままヤマさんにもアプローチされてぐわんぐわんする紡さん、ずるずる巳波との関係も続くし巳波は彼氏面するしヤマさんも彼氏面してる
ヤマさんと巳波は作中の関係もさらなりだが……恋愛ライバルになってほしさめちゃくちゃある
巳波として容赦しない相手って感じ……
姉鷺さんのライバルはナギだと思ってんだけどさ(❓)
姉鷺さんが本気出したら勝てる可能性のある男はもうナギしかおらんのよ
ヤマさんとも関係持ってくれ
もうぐちゃぐちゃだよ
巳波のほうが先手を打ったはずなのにヤマさんとの関係値の方が高いから微妙なラインになる紡の心のバランスと負けられない戦いがそこに、ある
まあ経緯はともあれ手を出した事実がある巳波のほうが強いんだよなぁ
それが無理やりであることをヤマさんは指摘したいわけだけど でも彼女私のこと好きですよ?と言われたらそれとこれとは別問題だといいつついとも簡単にすり替えられてしまうのよな
「お兄さんは紡ちゃんのそういうとこ、歪んじゃってると思うよ」って面と向かって冷静に言う大和さん
ゆがみなつむか……(また増えた)
大和さんに無理やりキスされた時に紡が跳ね除けてしまって
「……そう」って悲しそうに笑って諦める大和さんはいるんだ
でも巳波のやり方は気に食わないからずっと巳波と紡を「見守り」はするんだ
過保護な失恋お兄さん
「オレはさ、まだ諦めてないけど」
こうやってさ、恋愛対象として紡を見てる時だけお兄さんって言わないってのが
やまつむをあまり考えない私の出した答え
(1日悩んだ)
大和さんが緩衝材になる方が好きだけど、大和さんが紡に恋するなら紡の想いを優先して身を引くこともするけど、その相手が酷いと思えばなかなか手を引かないであろう守りたい欲があるよねと
いうのが 割と 考えた結論
i7と恋愛する紡を自分では考えないから大変で大変で……(草)
それはそれとして巳波と恋のライバルの大和さんは見たいので
「そいや彼氏くんとは上手くいってんの?彼氏くんのことちゃんと好き?」「うーんと……」「……上手くいってないならここ、優良物件、どう?」「どんな物件ですか?」「3LDK、風呂トイレ別、庭付き、都内駅近、家賃は破格、ちゃんと安定した収入、ほどほどに茶目っ気あり、何より紡ちゃんのことを本当に愛してるし、嫌がることは一切しない」「……すごい物件ですね」「そそ。どう、引っ越す気ない?引っ越し代も安くしとくけど」「……すみません。せっかくですがいまの物件も……なかなか、住み心地がよいと……思ってしまってるんです」「……事故物件なのに?家賃高そうなのに?見てくれは綺麗にリフォームしてても……」「……でも、近くのコンビニまでは歩いて8分くらいですよ」「ほら、ちょい遠いじゃん。引っ越したら、コンビニが目と鼻の先になるかもよ」「いいんです、私、少しくらい歩くのが好きだから。……ごめんなさい、大和さん、お先に失礼します」
〜
「……謝んないでよ、俺が惨めになるじゃんよ。……認めてるけどさ……あー。ムカつく……。……紡ちゃん、本当にアレでよかったの……この守りたいって気持ちって……俺のエゴなのかよ……恋愛、わっかんね〜……
……諦め、られね〜……」
別に巳波は飽きたとかなんとかじゃなくて普通に自分勝手が過ぎたんじゃないかとかヤマさんと上手くいった方がいいんじゃないかとか噂が立ち始めててマズイんじゃないかとか考えた結果だけど、紡さんはもう止まらねえよ
その気になった紡さんってたぶんどのアイドルより怖いだろうな
紡の謎の宣戦布告を受けて巳波はぼんやりしたまましばらく意味がわかっていない……すべて連絡を無視したまま、最低限の関係にしてしまえと思ってるけど
紡のほうが上手だから「絡まざるを得ない」状況が多くなっていく
そういうことですか……って始まる紡とのバトル
紡「私と付き合ってくれるまで殴る(比喩)のをやめないッ」
ヤマさん途中離脱にはしたくない
ちゃんとみなつむの面倒は見ていただく
ヤマさんもヤマさんで酒飲んでも別に紡への気持ち忘れられないし巳波には色々と黒い感情も芽生えるしもう1悶着くらいあっていい気持ちと
ヤマさんはそういう人じゃないわよという気持ちがある
みなつむっていつもバトルしてない?
私がかいてるやつだけか……(仲良くしなさい)
付き合ったあとはヤマさん敗北なんだけど
でもことある事に様子聞いてきて恋愛相談にも乗って、隙がありそうな紡にキスする振りとかして「……とかされちゃうかもよ」って危機意識植え付けてくれるんだ
ただのいいお兄さんで草
巳波とは狂うほどセックスするけどヤマさんとはどのくらいアレなのかあんま考えてない
2℃目の男(2℃目の男)がヤマさんなのだけ決めてる
初めての巳波とのセックスのときにだいぶ離人感出てるからやっぱ怖かったんだろうなって感じだから
ヤマさんは本当に優しく紡の心を大事にしてくれて
紡さん大揺れ(震度7)になって頂く
畳む
82日前(土 12:39:14) 二次語り
リュウ
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みなつむSS 惑わせていいのは私だけ
翌朝、目を覚ました時はいつも通りの天井が見えてほっとしたのだけれど、すぐにあの柔らかな声が聞こえて絶望した。
――貴方はこれから、何千何万の”ミナミサン”に声をかけられるでしょう。けれど、そのひとつにだって声を返してはいけません。反応も。まるで、気づいていないかのように振る舞うんです。私が貴方を呼ぶ時は……。
昨日の巳波さん……本物の棗巳波にそう言われたことを反芻しながら、耳元で、頭の上で、もはやどこかわからないところで私を呼ぶ……謎の声に、その度にびくりとしながら、しかし懸命に無視して支度を済ませた。
声はずっと、私の呼び方が定まらない。タカナシサン、タカナシ、ツムギ、ツムギサン、ツムギチャン……それらは確かに昨日、誰かには呼ばれた呼び方だったけれど、ふと思い出して、巳波さんの態度に納得した。
昨日、巳波さんは、一度も私のことを呼ばなかった。貴方、としか言わなかったのは……悪霊たちにあれ以上の情報を与えないためだったのだろう。彼が私のことをなんと呼ぶのか。それを知って、より私を惑わすことがないように……。
(……早く壮五さんに会って、この事を……)
MEZZO"の出社は今日は遅い。ふと、壮五さんから、そして巳波さんからも追加で頂いた札を見て……昨日から何かある度に自分が怖がりなだけだと思い直して気にしない振りをしていた現実を見た。
札はもう、黒くなっているだけではない。どれもボロボロで、触ると焦げた紙のように、ボロボロと崩れていってしまった――。
実際に効果があったのかわからなかったが、少なくとも私の心のお守りでもあった札がすべて無くなってしまってから、冷や汗をかきながら通勤した。
車のハンドルは、気を抜くと変な方向に曲がった。独り言を呟くと返事が来る。なんだか、体を触られたような心地がする。ぞっとする、心霊体験の数々。霊感もなく、そういった運命でもなかった私にとって、ああ、本当に存在するんだ、というのがやっと出た感想だった。そして、すぐ気が狂いそうになっている。
現場についてから、苦しさに御堂さんに連絡を入れた。昨日巳波さんに札をもらったことを添えて連絡を入れてみたのだが、これがまた……チャット画面が急にぐにゃりと歪んでアプリが落ちてしまい、連絡がとれたのかはわからなかった。
霊って、電波まで扱ってくるのか……と頭を抱えながらも、怯えてはいられない。本日最初の仕事のために、皆さんと合流するために局に足を踏み入れた。
「……おぞましい数」
朝一で私と現場が重なった巳波さんは、私と……私の周りに視線を巡らせて、頬に一筋汗を浮かべた。何があっても笑顔で何も悟らせないような彼がそんなふうに驚くことに対して、恐怖心が増すのを感じていた。そんな私に気づいたのだろう、そっと「持っていなさい」と呟いて、彼は私に小さな何かを握らせて、挨拶回りへ行ってしまった。……私が来るまでアイドリッシュセブンの楽屋に居てくれたのは、私を心配して待っていてくれたのだろうか。
握らされた手を開くと、そこには小さなお守りがあった。ちりめん生地で作られた赤と紫と金色のお守りには、何が書いてあるのかは読めないが……ずっと触れられている気がしていた背中の感触が離れた気がした。……ほっとする。
「……壮五さん、今日ってお昼から、だっけ」
はっとして陸さんを見ると、陸さんはかなり困った様子で同じように私と……私の周囲を見ている。気づかない面々にそうだよ、と肯定されながら、私に心配そうな顔を向けている。……そうだ、陸さんには”見える”。私には”見えない”けれど……。
一体、私の周りにはどんなおぞましい姿をした悪霊がいるの?どれだけの数?聞きたくなるのを堪えて、笑顔で返した。
……陸さんと壮五さん以外に霊感がなくてよかった、と心から思った。陸さんにすら、見て欲しくはなかったけれど。それにしても。
(……壮五さんには止められたんだよね。だけど、私は行ったから……行ってしまった、から……そして……)
巳波さんが私を守ろうとしたから、巳波さんまで。
ろくでもないことに人を巻き込み続けていることが悔しくて、唇を噛んだ。
大丈夫ですよ、ツムギサン、ほら、こっちを向いて。
耳元で、”ミナミサン”の声が……止まらない。
〜
「私が、私がお守りを頂いてしまっていたから。だからこんなことになって」
「……別に、大丈夫です、御堂さんがなんとかしてくださいましたし。流石、餅は餅屋ですね……本職の方ってやっぱり違う」
「……私の、せいで」
「違いますよ」
「私の……」
「違うって言っているでしょう」
苛立った様子の巳波さんに何度言われても、巳波さんの包帯が目に入る。痛々しい……それもそうだ。体を半分持っていかれそうになった、私にはよくわからない概念だったが……壮五さんと御堂さんが間に合わなければ、巳波さんは……。
「……」
病室で二人になってから、初めての沈黙だった。今度こそ、沈黙だ。誰の声も響いてこない。変なタイミングでそれに気づいて、少しほっとして、けれどこの状況はなにもほっとすることではなくて。
ぼたぼたとこぼれ始めた涙を、そっと巳波さんの手が受けた。顔を上げると、ベッドから動けなさそうな巳波さんが呆れたように手を招いている。
「おいで。……”つむ”」
「……はい」
言われるがままに、そして……安心して、彼のベッドの側面に腰掛けた。彼は包帯を巻いた右腕と、そうでない左腕をなんとかぎこちなく動かして、そっと私に抱きついた。首元に顔を埋め、安心したように全体重をかける彼をそっと抱き返しながら、ぼんやりと瞼が重たくなっていくのを感じる。
「……悪霊対策に呼び名を変えてみていましたけれど、悪くないですね、つむ」
「……そうかも……」
「みな、と呼んでくださってもいいですよ。狗丸さんのように」
「あれは……狗丸さんの専売特許感が……」
「ふふ」
くすくすと笑うこの声は本物の巳波さんだろうか、疑いたくなるような気持ちで見ていると、そんな私の気持ちに気がついているのだろうか、ちょいちょいとまた手招きをする。……顔を近づけると、そのまま唇が重なった。
「……生きてる……」
重ねて、離れて、また重ねて。結んで開いて、手を打って結んで……そんなリズムでキスを続けた後、巳波さんはそれだけを呟いた。少しだけ、震えた声で。
――巳波さんだって、怖かったに決まっているのだ。
「私たち、生き残れましたね」
「……巳波さんが、いたから……」
「逢坂さんと御堂さんのご家庭が本職ではなければ、私たちはとうに連れていかれていますよ。逢坂さんには今度激辛ラーメンのお店でも紹介しておこうかな……それくらいじゃ相殺できないかもしれませんが」
「……御堂さんへのお礼……そんじょそこらの物じゃ足りなさそうですよね……」
「いえ?意外とあの人は庶民的なもので釣れますよ」
「そんな気持ちでお礼をするべきことではないと思うんですが……」
「ふふ、いいじゃないですか。お互いに身内でしょう」
「まあ……びっくりは、しましたけどね。ただのお金持ちのご家庭だと思い込んでましたから」
「”そういった”ご家庭もいまは表立って看板を出していることが減りましたからね。ただ、推測するに……家名が発展した歴史には、確かに払い屋や陰陽師の側面があったのでしょう。古くから日本では、そういった立場は重宝されてきていますから」
「……ごめんなさい」
ぽつり、と呟いた私の頭を、ぎこちなく動く巳波さんの手が撫でた。ごめんなさい、ごめんなさい、止まらなくなった言葉をつぶやく度に、柔らかく大きな手が、そっと頭を撫でる。
「……私が変な仕事を受けようとしたから……」
「……そうですよ。反省なさって。私ではなく、知識のない方を巻き込んでいたら、本当に貴方と誰かは……連れて……。……いえ。私に話してくださって、よかった。私の知らないところで……得体の知れないものの餌食になって消えてしまうなんてことにならなくて……よかった」
「巳波さん……」
ぎゅ、と私を抱きしめる腕に力が入る。私もそっと、抱きしめ返す。
「私を巻き込んでくれて、よかった」
「……巳波さん」
「……でも、まだふわふわとした心地なんです、私」
「大丈夫、ですか?」
「……ねえ」
ここにいるって、生きているって、実感させて。
そっと耳元で囁かれた言葉。私を惑わす、しかし本物の彼の声。優しく食まれた耳たぶと、慌てる間もなく重なる唇と、絡まっていく指と指。
そこには確かに、あたたかさがある。
――生きている、私たち。
「……み、巳波さん、ところでここは……病室、なんですけれど」
「……もうすこしだけ。なんたって、生と死の境を経験してきたんですから……生を満喫したいでしょう」
もうすこし、貴方がほしい。そう言って私に触れる手が愛しい。私もそっと体重を預けて、また唇を重ねて、そっと彼の体に触れて。
――生きている。
「退院したら、真っ先に貴方を抱かせてくださいよ」
「……それは、幽霊には囁かれなかった言葉です」
「ふふ。囁かれていたとしても、幽霊には抱かせません。貴方に触れていいのは、私だけ」
「……はい、みな、さん」
「……ふふ。つむ」
コンコン、とわざとらしいノックが聞こえるまで、私たちは何も気づかずにそうやって触れ合っていた。いや。気づいてなかったのは私だけか。
「……入ってくるの遅いから、思わず紡さんといちゃついてしまいましたよ」
赤面する壮五さんと呆れた顔の御堂さんにそう言って笑う巳波さんの腕の中で、私は恥ずかしさで二人の顔をろくに見られないまま、今回の後始末について聞かされることとなったのだった。
畳む
設定ネタ
「悪霊は常に名前を欲しがっています。なぜなら、彼らは何にもなれないから。……なのでいま、ここには無数の”ミナミさん”がいるのですよ」
ミドー家、オーサカ家が払い屋の家系で、それに伴って……とかいう
「オーサカ家の札には敵いませんが、貴方がもっている札はもう真っ黒。使い物にならない…これはミドー家の札です。持たされていたので…あなたはこれを使って」
「で、でも!狙われているのは」「貴方もですよ。これから貴方に悪霊たちは私の名前と声で囁く。ですが、耳を貸してはなりません」
「私が貴方を呼ぶ時は……」
悪霊の類がたくさんいる場所での仕事の下見へ行った紡は無数の悪霊に囲まれながら思わず助けに行った巳波を「巳波さん!」と呼んでしまう
そこから悪霊たちが”ミナミサン”となり、襲い掛かっていく……という話畳む
82日前(土 12:34:00) SS,二次語り
翌朝、目を覚ました時はいつも通りの天井が見えてほっとしたのだけれど、すぐにあの柔らかな声が聞こえて絶望した。
――貴方はこれから、何千何万の”ミナミサン”に声をかけられるでしょう。けれど、そのひとつにだって声を返してはいけません。反応も。まるで、気づいていないかのように振る舞うんです。私が貴方を呼ぶ時は……。
昨日の巳波さん……本物の棗巳波にそう言われたことを反芻しながら、耳元で、頭の上で、もはやどこかわからないところで私を呼ぶ……謎の声に、その度にびくりとしながら、しかし懸命に無視して支度を済ませた。
声はずっと、私の呼び方が定まらない。タカナシサン、タカナシ、ツムギ、ツムギサン、ツムギチャン……それらは確かに昨日、誰かには呼ばれた呼び方だったけれど、ふと思い出して、巳波さんの態度に納得した。
昨日、巳波さんは、一度も私のことを呼ばなかった。貴方、としか言わなかったのは……悪霊たちにあれ以上の情報を与えないためだったのだろう。彼が私のことをなんと呼ぶのか。それを知って、より私を惑わすことがないように……。
(……早く壮五さんに会って、この事を……)
MEZZO"の出社は今日は遅い。ふと、壮五さんから、そして巳波さんからも追加で頂いた札を見て……昨日から何かある度に自分が怖がりなだけだと思い直して気にしない振りをしていた現実を見た。
札はもう、黒くなっているだけではない。どれもボロボロで、触ると焦げた紙のように、ボロボロと崩れていってしまった――。
実際に効果があったのかわからなかったが、少なくとも私の心のお守りでもあった札がすべて無くなってしまってから、冷や汗をかきながら通勤した。
車のハンドルは、気を抜くと変な方向に曲がった。独り言を呟くと返事が来る。なんだか、体を触られたような心地がする。ぞっとする、心霊体験の数々。霊感もなく、そういった運命でもなかった私にとって、ああ、本当に存在するんだ、というのがやっと出た感想だった。そして、すぐ気が狂いそうになっている。
現場についてから、苦しさに御堂さんに連絡を入れた。昨日巳波さんに札をもらったことを添えて連絡を入れてみたのだが、これがまた……チャット画面が急にぐにゃりと歪んでアプリが落ちてしまい、連絡がとれたのかはわからなかった。
霊って、電波まで扱ってくるのか……と頭を抱えながらも、怯えてはいられない。本日最初の仕事のために、皆さんと合流するために局に足を踏み入れた。
「……おぞましい数」
朝一で私と現場が重なった巳波さんは、私と……私の周りに視線を巡らせて、頬に一筋汗を浮かべた。何があっても笑顔で何も悟らせないような彼がそんなふうに驚くことに対して、恐怖心が増すのを感じていた。そんな私に気づいたのだろう、そっと「持っていなさい」と呟いて、彼は私に小さな何かを握らせて、挨拶回りへ行ってしまった。……私が来るまでアイドリッシュセブンの楽屋に居てくれたのは、私を心配して待っていてくれたのだろうか。
握らされた手を開くと、そこには小さなお守りがあった。ちりめん生地で作られた赤と紫と金色のお守りには、何が書いてあるのかは読めないが……ずっと触れられている気がしていた背中の感触が離れた気がした。……ほっとする。
「……壮五さん、今日ってお昼から、だっけ」
はっとして陸さんを見ると、陸さんはかなり困った様子で同じように私と……私の周囲を見ている。気づかない面々にそうだよ、と肯定されながら、私に心配そうな顔を向けている。……そうだ、陸さんには”見える”。私には”見えない”けれど……。
一体、私の周りにはどんなおぞましい姿をした悪霊がいるの?どれだけの数?聞きたくなるのを堪えて、笑顔で返した。
……陸さんと壮五さん以外に霊感がなくてよかった、と心から思った。陸さんにすら、見て欲しくはなかったけれど。それにしても。
(……壮五さんには止められたんだよね。だけど、私は行ったから……行ってしまった、から……そして……)
巳波さんが私を守ろうとしたから、巳波さんまで。
ろくでもないことに人を巻き込み続けていることが悔しくて、唇を噛んだ。
大丈夫ですよ、ツムギサン、ほら、こっちを向いて。
耳元で、”ミナミサン”の声が……止まらない。
〜
「私が、私がお守りを頂いてしまっていたから。だからこんなことになって」
「……別に、大丈夫です、御堂さんがなんとかしてくださいましたし。流石、餅は餅屋ですね……本職の方ってやっぱり違う」
「……私の、せいで」
「違いますよ」
「私の……」
「違うって言っているでしょう」
苛立った様子の巳波さんに何度言われても、巳波さんの包帯が目に入る。痛々しい……それもそうだ。体を半分持っていかれそうになった、私にはよくわからない概念だったが……壮五さんと御堂さんが間に合わなければ、巳波さんは……。
「……」
病室で二人になってから、初めての沈黙だった。今度こそ、沈黙だ。誰の声も響いてこない。変なタイミングでそれに気づいて、少しほっとして、けれどこの状況はなにもほっとすることではなくて。
ぼたぼたとこぼれ始めた涙を、そっと巳波さんの手が受けた。顔を上げると、ベッドから動けなさそうな巳波さんが呆れたように手を招いている。
「おいで。……”つむ”」
「……はい」
言われるがままに、そして……安心して、彼のベッドの側面に腰掛けた。彼は包帯を巻いた右腕と、そうでない左腕をなんとかぎこちなく動かして、そっと私に抱きついた。首元に顔を埋め、安心したように全体重をかける彼をそっと抱き返しながら、ぼんやりと瞼が重たくなっていくのを感じる。
「……悪霊対策に呼び名を変えてみていましたけれど、悪くないですね、つむ」
「……そうかも……」
「みな、と呼んでくださってもいいですよ。狗丸さんのように」
「あれは……狗丸さんの専売特許感が……」
「ふふ」
くすくすと笑うこの声は本物の巳波さんだろうか、疑いたくなるような気持ちで見ていると、そんな私の気持ちに気がついているのだろうか、ちょいちょいとまた手招きをする。……顔を近づけると、そのまま唇が重なった。
「……生きてる……」
重ねて、離れて、また重ねて。結んで開いて、手を打って結んで……そんなリズムでキスを続けた後、巳波さんはそれだけを呟いた。少しだけ、震えた声で。
――巳波さんだって、怖かったに決まっているのだ。
「私たち、生き残れましたね」
「……巳波さんが、いたから……」
「逢坂さんと御堂さんのご家庭が本職ではなければ、私たちはとうに連れていかれていますよ。逢坂さんには今度激辛ラーメンのお店でも紹介しておこうかな……それくらいじゃ相殺できないかもしれませんが」
「……御堂さんへのお礼……そんじょそこらの物じゃ足りなさそうですよね……」
「いえ?意外とあの人は庶民的なもので釣れますよ」
「そんな気持ちでお礼をするべきことではないと思うんですが……」
「ふふ、いいじゃないですか。お互いに身内でしょう」
「まあ……びっくりは、しましたけどね。ただのお金持ちのご家庭だと思い込んでましたから」
「”そういった”ご家庭もいまは表立って看板を出していることが減りましたからね。ただ、推測するに……家名が発展した歴史には、確かに払い屋や陰陽師の側面があったのでしょう。古くから日本では、そういった立場は重宝されてきていますから」
「……ごめんなさい」
ぽつり、と呟いた私の頭を、ぎこちなく動く巳波さんの手が撫でた。ごめんなさい、ごめんなさい、止まらなくなった言葉をつぶやく度に、柔らかく大きな手が、そっと頭を撫でる。
「……私が変な仕事を受けようとしたから……」
「……そうですよ。反省なさって。私ではなく、知識のない方を巻き込んでいたら、本当に貴方と誰かは……連れて……。……いえ。私に話してくださって、よかった。私の知らないところで……得体の知れないものの餌食になって消えてしまうなんてことにならなくて……よかった」
「巳波さん……」
ぎゅ、と私を抱きしめる腕に力が入る。私もそっと、抱きしめ返す。
「私を巻き込んでくれて、よかった」
「……巳波さん」
「……でも、まだふわふわとした心地なんです、私」
「大丈夫、ですか?」
「……ねえ」
ここにいるって、生きているって、実感させて。
そっと耳元で囁かれた言葉。私を惑わす、しかし本物の彼の声。優しく食まれた耳たぶと、慌てる間もなく重なる唇と、絡まっていく指と指。
そこには確かに、あたたかさがある。
――生きている、私たち。
「……み、巳波さん、ところでここは……病室、なんですけれど」
「……もうすこしだけ。なんたって、生と死の境を経験してきたんですから……生を満喫したいでしょう」
もうすこし、貴方がほしい。そう言って私に触れる手が愛しい。私もそっと体重を預けて、また唇を重ねて、そっと彼の体に触れて。
――生きている。
「退院したら、真っ先に貴方を抱かせてくださいよ」
「……それは、幽霊には囁かれなかった言葉です」
「ふふ。囁かれていたとしても、幽霊には抱かせません。貴方に触れていいのは、私だけ」
「……はい、みな、さん」
「……ふふ。つむ」
コンコン、とわざとらしいノックが聞こえるまで、私たちは何も気づかずにそうやって触れ合っていた。いや。気づいてなかったのは私だけか。
「……入ってくるの遅いから、思わず紡さんといちゃついてしまいましたよ」
赤面する壮五さんと呆れた顔の御堂さんにそう言って笑う巳波さんの腕の中で、私は恥ずかしさで二人の顔をろくに見られないまま、今回の後始末について聞かされることとなったのだった。
畳む
設定ネタ
「悪霊は常に名前を欲しがっています。なぜなら、彼らは何にもなれないから。……なのでいま、ここには無数の”ミナミさん”がいるのですよ」
ミドー家、オーサカ家が払い屋の家系で、それに伴って……とかいう
「オーサカ家の札には敵いませんが、貴方がもっている札はもう真っ黒。使い物にならない…これはミドー家の札です。持たされていたので…あなたはこれを使って」
「で、でも!狙われているのは」「貴方もですよ。これから貴方に悪霊たちは私の名前と声で囁く。ですが、耳を貸してはなりません」
「私が貴方を呼ぶ時は……」
悪霊の類がたくさんいる場所での仕事の下見へ行った紡は無数の悪霊に囲まれながら思わず助けに行った巳波を「巳波さん!」と呼んでしまう
そこから悪霊たちが”ミナミサン”となり、襲い掛かっていく……という話畳む
82日前(土 12:34:00) SS,二次語り
リュウ
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みなつむネタ
紡さんの好きなパスタの種類、知りたいな……スパサラ系なのかガッツリ行くのか……
巳波はガッツリだろうと思うけど でも仕事中はニンニクとか控えるのだろうか……ペペロンチーノはないか?
まだ恋に落ちる前のみなつむがたまたま出会ったのが定食屋で、ガツガツたべて英気を養う紡を見てから少し気になっていく巳波、なんていう恋の落ち方も素敵だと思うな
よく食べる女の子は 可愛いし
巳波もよく食べる人だから、あれだな、食べ方が綺麗でかついっぱい食べる人には好意を持ちそうだなと思う
「どうしてもどらやきが食べたくって、ふたつ買ってきたんです。でも……気づいてしまったんです、緑茶が……ないことに……」「別に……よくないですか?」「ダメです……麦茶では華がない……」「華」「紅茶では趣がない」「趣……」「だから、今日はどらやきが食べれないんです、すみません」
「……いいじゃないですか。あったかい麦茶を入れますよ。私も今日、どらやきが食べたい気分でしたし」「あ、じゃあ用意しますね」(……こんなに人に流されやすいと本当に心配になりますよね……)
「誰にでもってわけじゃないですよ……でも、巳波さんってこう……本当に嬉しいのかわかんないときいっぱいあるから……嬉しそうかもって思ったら、嬉しくしてあげたくなっちゃうんです!」
「……そのあなたの言葉で今、私はとてつもなく喜んでいますけれどね」
巳波に塗ってもらったポリッシュを自分の不注意で欠けさせてしまい半狂乱になる紡と
(今度からジェルにしよう……)って用意の仕方が変わるのが巳波
基本的に紡さんってプライベート危うそうじゃんね わかる
仕事では出来ることがプライベートでは不抜けてそうで
そこが可愛らしいし
巳波はそういうギャップも楽しんでそうだな
「えっすごい!これってジェルライト?ってやつですか?巳波さんなんでも持ってますね〜!」「そうですね(あなたのために買ったんですよ、それもけっこう高価で便利なやつを……さあ、どこからでも来なさい……)」
↑次は紡がどこでパニックを起こすか予知している
「紡さん少し爪が薄いですし、熱かったら時間短くして何回もあてますので言ってくださいね」「わかりました!」
って言いながら事故なく終わったジェルネイル、紡は喜び(巳波さんすごい!アートも出来るんだ!)巳波は(無事に終わることあるんですね)って一息(アートも紡のために覚え)
なにかで事故る紡と過保護巳波のみなつむってかわいいな
パターンが何でもできてしまう
なにかの特集で「棗さんはネイルアートもお好きだとか」ってインタビューされて実際の作品、って映されたのが紡のネイルで少しややこしいことになりそう
めちゃくちゃ細かく分裂してしまった棗巳波のみなさん
に
取り囲まれまるでピクミンにとりつかれたチャッピーのような紡
「会社に連れて行けるのは1人がやっとですよ……」って言われて行われる仁義なきちび棗巳波バトル……
2人ですごした写真をたくさん残したいと思っている紡、ついにアルバムを買う
今までデジタルで撮った写真を印刷して、途中まで入れてるところで寝落ちてたら
起きたらアルバムにすっかり写真が入ってしまってて
そこにさらに思い出が書き足してある
2人のアルバム
巳波に「色々してくださってありがとうございました」って言ったら「2冊欲しいくらいです、私用にも」って言われて
「え?要らないですよ、これから一緒なんですし…」って無意識プロポーズする紡と急に笑っちゃう巳波
紡はそのうちアルバム作りのこと忘れていくけど、こっそり巳波が続けてそう
巳波の棚の隅っこに、こっそりと並んでいく新しいアルバム……
喧嘩して「巳波さんのこと、嫌いです!」って言われたら1ヶ月くらい根に持ってそうだから仲直りしても「でも紡さんは私の事嫌いですもんね」ってにこにこしてそう 巳波
巳波さんって作曲はピアノなんかなぁ……
紡と付き合ってるうちに紡が世話焼きすぎてひとりだとダメダメになって忘れ物とかしちゃう巳波さんすごい可愛いので それでよろしくお願いします(❓)
巳波も内心(あれ?私ってこんな抜けてたっけ?)って思ってる
ハイパー彼女
甘やかされてでろでろの巳波さんと巳波さんをでろでろに甘やかす紡さん
そのうち外でもそんなふいんき(なぜかry)になるからずーるが⁉️になるかもしれない
抜けてて純粋で無邪気な紡さんも可愛いけど実際にはハイパーマネージャーですからね……クールな面を見せるみなつむもよし
放送で巳波と俳優の即興劇を見たアイナナの数名と紡で今日即興劇をしてみたけど、あんな風には何もまとまらなかった……
って切り出して
「あんな風にできるのすごいです、役者さんってすごい」「相手も役者でしたから、苦しい時は合図を送ってたんですよ」「全然見えませんでした」
「私も巳波さんとやってみたいです」ってところから簡単な即興劇をする穏やかなダイアローグ
ナルコレネタ
紡の前でぶったおれて紡に話す だいたい周りの人は知ってる話だけど紡的にはけっこうビビる
生放送は基本ユニットとして出ない方針にしてる 一時的なものだと診断もされてるからライブもしばらくない、ものの……
献身的な紡の傍にいてなおる
「銀の剣を持った王子様のようですね。私の茨を薙ぎ払ってくれた」とか言う
死神の巳波と死にかけの紡
死神の最後の慈悲で見たい夢を聞かれた時
アイドルのマネージャーをしたいと言って
アイドル巳波のマネージャーをする紡
今度こそ緑茶の用意が完璧で和菓子を持ってきた紡さんを迎え入れたのに「あっ……持ってくるつもりだったお抹茶を忘れてしまいました……」って絶望しているもんだから「……美味しい緑茶がありますよ?」ってなだめたのだが「お抹茶が……」ってあまりに言うもんだから アーッ ってなった巳波が一緒に取りに帰るけど
(この人と早く結婚してこういうのなくなりたい、住んでるところも家計も持ち物もすべて同じになれば管理してあげられる……)って思って
(……結婚したい動機、これでいいんでしょうか……)って内心思ってる巳波は少し早めにプロポーズする
割と円満にすべて運ぶので20と19で結婚出来る
「昔よくそういうことありましたよね、貴方。どらやき食べる度に」「ああ……ちょっとどらやきに凝ってた時期だったんですよ、ほんとはずっと巳波さんにベストなどらやきを食べて欲しかったの覚えてます」「……忙しい中、2人で会ってお茶ができるだけでベストなどらやきだったと思ってたのは私だけだったんですね?」「あ!意地悪言ってる!」「ふふ……だって。あまりにも貴方が落ち込むのが心配だから、プロポーズ早めちゃったんですよ、私」「えっ!?そうだったんですか!?」「ええ……だからスピード婚に……。……さて?今日は特別な緑茶も美味しいお抹茶もありますけれど……ほうじ茶と番茶と麦茶と烏龍茶もあります」「え、なんですかその全包囲……」「貴方の旦那として色々心得ているだけですよ。さて、どうしますか」「な、なやんじゃいます……」「先手打ちますけど、ここにない茶種をあげたらほんの少し怒りますからね」「え、えー……」「……ここにない茶種を口にしかけてたんですか……?」「……すみません……」「……いいですよもう。どらやきは逃げませんし、買いに行きますか。四輪取り立てなので、困ったら駐車頼みますよ」「!……もちろんです!へへ、巳波さんの運転楽しみです」「あまりアガる曲をかけないでくださいね、スピード出ちゃうので」「パフェギミくらいならいいですか」「そこはウチで例えて欲しかったですけど……」
〜
意外と国産の量産車だと思うなぁ……
紡が運転する前提かもだから小さめの普通車か軽
巳波も四輪とったらたまに運転するけどほぼ紡とのドライブ用
畳む
82日前(土 12:33:20) 二次語り
紡さんの好きなパスタの種類、知りたいな……スパサラ系なのかガッツリ行くのか……
巳波はガッツリだろうと思うけど でも仕事中はニンニクとか控えるのだろうか……ペペロンチーノはないか?
まだ恋に落ちる前のみなつむがたまたま出会ったのが定食屋で、ガツガツたべて英気を養う紡を見てから少し気になっていく巳波、なんていう恋の落ち方も素敵だと思うな
よく食べる女の子は 可愛いし
巳波もよく食べる人だから、あれだな、食べ方が綺麗でかついっぱい食べる人には好意を持ちそうだなと思う
「どうしてもどらやきが食べたくって、ふたつ買ってきたんです。でも……気づいてしまったんです、緑茶が……ないことに……」「別に……よくないですか?」「ダメです……麦茶では華がない……」「華」「紅茶では趣がない」「趣……」「だから、今日はどらやきが食べれないんです、すみません」
「……いいじゃないですか。あったかい麦茶を入れますよ。私も今日、どらやきが食べたい気分でしたし」「あ、じゃあ用意しますね」(……こんなに人に流されやすいと本当に心配になりますよね……)
「誰にでもってわけじゃないですよ……でも、巳波さんってこう……本当に嬉しいのかわかんないときいっぱいあるから……嬉しそうかもって思ったら、嬉しくしてあげたくなっちゃうんです!」
「……そのあなたの言葉で今、私はとてつもなく喜んでいますけれどね」
巳波に塗ってもらったポリッシュを自分の不注意で欠けさせてしまい半狂乱になる紡と
(今度からジェルにしよう……)って用意の仕方が変わるのが巳波
基本的に紡さんってプライベート危うそうじゃんね わかる
仕事では出来ることがプライベートでは不抜けてそうで
そこが可愛らしいし
巳波はそういうギャップも楽しんでそうだな
「えっすごい!これってジェルライト?ってやつですか?巳波さんなんでも持ってますね〜!」「そうですね(あなたのために買ったんですよ、それもけっこう高価で便利なやつを……さあ、どこからでも来なさい……)」
↑次は紡がどこでパニックを起こすか予知している
「紡さん少し爪が薄いですし、熱かったら時間短くして何回もあてますので言ってくださいね」「わかりました!」
って言いながら事故なく終わったジェルネイル、紡は喜び(巳波さんすごい!アートも出来るんだ!)巳波は(無事に終わることあるんですね)って一息(アートも紡のために覚え)
なにかで事故る紡と過保護巳波のみなつむってかわいいな
パターンが何でもできてしまう
なにかの特集で「棗さんはネイルアートもお好きだとか」ってインタビューされて実際の作品、って映されたのが紡のネイルで少しややこしいことになりそう
めちゃくちゃ細かく分裂してしまった棗巳波のみなさん
に
取り囲まれまるでピクミンにとりつかれたチャッピーのような紡
「会社に連れて行けるのは1人がやっとですよ……」って言われて行われる仁義なきちび棗巳波バトル……
2人ですごした写真をたくさん残したいと思っている紡、ついにアルバムを買う
今までデジタルで撮った写真を印刷して、途中まで入れてるところで寝落ちてたら
起きたらアルバムにすっかり写真が入ってしまってて
そこにさらに思い出が書き足してある
2人のアルバム
巳波に「色々してくださってありがとうございました」って言ったら「2冊欲しいくらいです、私用にも」って言われて
「え?要らないですよ、これから一緒なんですし…」って無意識プロポーズする紡と急に笑っちゃう巳波
紡はそのうちアルバム作りのこと忘れていくけど、こっそり巳波が続けてそう
巳波の棚の隅っこに、こっそりと並んでいく新しいアルバム……
喧嘩して「巳波さんのこと、嫌いです!」って言われたら1ヶ月くらい根に持ってそうだから仲直りしても「でも紡さんは私の事嫌いですもんね」ってにこにこしてそう 巳波
巳波さんって作曲はピアノなんかなぁ……
紡と付き合ってるうちに紡が世話焼きすぎてひとりだとダメダメになって忘れ物とかしちゃう巳波さんすごい可愛いので それでよろしくお願いします(❓)
巳波も内心(あれ?私ってこんな抜けてたっけ?)って思ってる
ハイパー彼女
甘やかされてでろでろの巳波さんと巳波さんをでろでろに甘やかす紡さん
そのうち外でもそんなふいんき(なぜかry)になるからずーるが⁉️になるかもしれない
抜けてて純粋で無邪気な紡さんも可愛いけど実際にはハイパーマネージャーですからね……クールな面を見せるみなつむもよし
放送で巳波と俳優の即興劇を見たアイナナの数名と紡で今日即興劇をしてみたけど、あんな風には何もまとまらなかった……
って切り出して
「あんな風にできるのすごいです、役者さんってすごい」「相手も役者でしたから、苦しい時は合図を送ってたんですよ」「全然見えませんでした」
「私も巳波さんとやってみたいです」ってところから簡単な即興劇をする穏やかなダイアローグ
ナルコレネタ
紡の前でぶったおれて紡に話す だいたい周りの人は知ってる話だけど紡的にはけっこうビビる
生放送は基本ユニットとして出ない方針にしてる 一時的なものだと診断もされてるからライブもしばらくない、ものの……
献身的な紡の傍にいてなおる
「銀の剣を持った王子様のようですね。私の茨を薙ぎ払ってくれた」とか言う
死神の巳波と死にかけの紡
死神の最後の慈悲で見たい夢を聞かれた時
アイドルのマネージャーをしたいと言って
アイドル巳波のマネージャーをする紡
今度こそ緑茶の用意が完璧で和菓子を持ってきた紡さんを迎え入れたのに「あっ……持ってくるつもりだったお抹茶を忘れてしまいました……」って絶望しているもんだから「……美味しい緑茶がありますよ?」ってなだめたのだが「お抹茶が……」ってあまりに言うもんだから アーッ ってなった巳波が一緒に取りに帰るけど
(この人と早く結婚してこういうのなくなりたい、住んでるところも家計も持ち物もすべて同じになれば管理してあげられる……)って思って
(……結婚したい動機、これでいいんでしょうか……)って内心思ってる巳波は少し早めにプロポーズする
割と円満にすべて運ぶので20と19で結婚出来る
「昔よくそういうことありましたよね、貴方。どらやき食べる度に」「ああ……ちょっとどらやきに凝ってた時期だったんですよ、ほんとはずっと巳波さんにベストなどらやきを食べて欲しかったの覚えてます」「……忙しい中、2人で会ってお茶ができるだけでベストなどらやきだったと思ってたのは私だけだったんですね?」「あ!意地悪言ってる!」「ふふ……だって。あまりにも貴方が落ち込むのが心配だから、プロポーズ早めちゃったんですよ、私」「えっ!?そうだったんですか!?」「ええ……だからスピード婚に……。……さて?今日は特別な緑茶も美味しいお抹茶もありますけれど……ほうじ茶と番茶と麦茶と烏龍茶もあります」「え、なんですかその全包囲……」「貴方の旦那として色々心得ているだけですよ。さて、どうしますか」「な、なやんじゃいます……」「先手打ちますけど、ここにない茶種をあげたらほんの少し怒りますからね」「え、えー……」「……ここにない茶種を口にしかけてたんですか……?」「……すみません……」「……いいですよもう。どらやきは逃げませんし、買いに行きますか。四輪取り立てなので、困ったら駐車頼みますよ」「!……もちろんです!へへ、巳波さんの運転楽しみです」「あまりアガる曲をかけないでくださいね、スピード出ちゃうので」「パフェギミくらいならいいですか」「そこはウチで例えて欲しかったですけど……」
〜
意外と国産の量産車だと思うなぁ……
紡が運転する前提かもだから小さめの普通車か軽
巳波も四輪とったらたまに運転するけどほぼ紡とのドライブ用
畳む
82日前(土 12:33:20) 二次語り
リュウ
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いや……思うのよ
自分はサイトとかに詳しくないからこういうところの管理、どんどん重くなったりなんだり、なんともできんのが今で
誰かが作っている場所に間借りしたほうがいいのでは、と
思っていたのだが
やっぱまあ、こういうこともあるわよね 個人サイトもあるなら使ったほうがいい
そしてまあ、いつ消えるかもわからないこういうところのバックアップもね 82日前(土 11:53:06) 日常
自分はサイトとかに詳しくないからこういうところの管理、どんどん重くなったりなんだり、なんともできんのが今で
誰かが作っている場所に間借りしたほうがいいのでは、と
思っていたのだが
やっぱまあ、こういうこともあるわよね 個人サイトもあるなら使ったほうがいい
そしてまあ、いつ消えるかもわからないこういうところのバックアップもね 82日前(土 11:53:06) 日常
リュウ
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ずるつむ本、やっぱワイド4コマにしよう
間に合うかな……今月中にネーム決まらないときついな
1P目も全員ワイド4コマぶちぬきで立ち絵入れる感じにしよう
つまり考える話は3本ずつ
一日必ず3本ずつでノルマ、今月中にネーム完成でいこう 112日前(水 21:50:47) 日常
間に合うかな……今月中にネーム決まらないときついな
1P目も全員ワイド4コマぶちぬきで立ち絵入れる感じにしよう
つまり考える話は3本ずつ
一日必ず3本ずつでノルマ、今月中にネーム完成でいこう 112日前(水 21:50:47) 日常
リュウ
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なんか、みんなのコメント考えてて久々に一次創作した気がした
みんなのコメント、私の意見と似てるものもあれば全然違うものもあるので
うちの子と私は別物だ、と思い、すこし安心もしたのであった 112日前(水 19:21:03) 日常
みんなのコメント、私の意見と似てるものもあれば全然違うものもあるので
うちの子と私は別物だ、と思い、すこし安心もしたのであった 112日前(水 19:21:03) 日常
リュウ
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雷との戦いしてた……無事に更新できた
ここはとても個人的な場所になってしまったし一次創作のみでもなくなったし、でも私にとっては必要な場所で。
誰かが見てくれている、かもしれない、そんな場所で。
1年間私を見ていてくれてありがとう。そしてこれからも。 112日前(水 19:15:51) 日常
ここはとても個人的な場所になってしまったし一次創作のみでもなくなったし、でも私にとっては必要な場所で。
誰かが見てくれている、かもしれない、そんな場所で。
1年間私を見ていてくれてありがとう。そしてこれからも。 112日前(水 19:15:51) 日常